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環境保全と文化人類学

どうもどうも。
「留学までの奮闘記」を記すつもりが、連日「環境問題について述べる系」ブログに代わってきております笑

もちろんちゃんと留学の準備も進めております。まぁこれもそれに向けての準備の一環でもあるので。

ということで、引き続き「海洋の未来」という本を読み進めているのですが、読んでいる中でふと感じたこと。
これって文化人類学的な視点大事だよねってこと。

というのも実は大学での専攻は一応”文化人類学”でした。
この辺については後日纏めれたらと思っています。

今回環境分野について知識を深めようという中で、自分の中で思っていたのは、興味関心は非常にあるもののやはり専門知識(科学的・学術的)が足りないということ。
だって文化人類学専攻からお分かりの通りThe 文系ですから笑

そんな思いでこの本も最初は、超難しいこと言ってるなーと思いながら読んでいたのですが、途中のメインとして扱われた地域の漁業問題に焦点が当たったとたん、彼らの視点が一気に私寄り(文化・社会的)になったと感じたんです。
そもそも文化人類学がそういうどっちつかずな立ち位置でもあるのですが、要は各地域にはそれぞれの社会があって、大きな枠組み(世界・国レベル)でなされる取り組みもそれが各地域に与える影響はそれぞれであって、それを見ないといけないですよねってことです。
また、その地域の特性や伝統が、実は大きな物事の本質をついていて他への汎用性があったりするわけです。
この本でも出ていましたが、どこかの地域(忘れました汗)では伝統的な漁業システムとして隔年で漁地を変える仕組みがあったり、あえて手作業でやることで乱獲を防ぐ仕組みがあったりします。
はたまた、ある地域では水産業がそこでの人々のアイデンティティとなっており、そこの人間がほかの生業を求めてほかの地域にでるとその地域の人としては扱われなくなるそうです。そしてまたその地域に戻ってきてそこで漁業を再開するとまたその地域の人間として認められるそうです。

こういう背景があるのを知ってるのと知ってないのでは、環境問題としてグローバルな枠組みで行われている政策による影響を調べる際に考え方や結果のとらえ方が変わってきますよね。

という風に、もともと全くの畑違いだと思って挑んだ分野でしたが、案外自分が学んできた視点が重要になってくるんだなと知りました。

自分は生かせるのはやはりこういう地域に根差したフィールドワーク的なことなのかなと、、、、ぼんやり思っております。



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