😱混乱と災厄を招く『人間の二大欲求』😭

こんにちは、綾沙汰です。

今回のテーマは表題の通りなのですが、これは私個人としても『正直この内容で記事を書こうか直前まで本気で迷った』テーマになります。

ですが、掲載内容の特定箇所をある程度濁すことで、物事の核心に迫りつつ、バッシングも受けづらいだろうということで、執筆することにいたしました。

✅️二大欲求について

実のところ、この記事のテーマとして取り上げる『二大欲求』を持つ人というのは世の中にごまんと存在し、読者の中にもその欲求が強い方も多いと思われます。

まず、その二大欲求とは何なのかを言語化していきます。

• 自分の所属するグループを大きくしたい

• 自分の所属するグループで、自分の立場を優位にしたい

これらが今回お伝えする二大欲求の全容であり、そのリスクについてを詳しく見ていきます。

さて、この２つの言語化された欲求を皆様がご覧になった際、どのような感想を抱いたでしょうか。

🧔「確かに、そんな人が近くにいるわ～」
🧑「自分がそうかも知れないけど、それの何が悪いの？」
👩‍🦰「あんまり興味がないけど、そういう人もいるんだなぁ」

と、こんな感想を抱く方も中にはいらっしゃるでしょう。
次に、私が独自に考察する「その二大欲求が引き起こすリスク」について見ていきましょう。

✅️二大欲求のリスク

本来、この欲求は集団生活を営む生き物にとって、生存戦略の一環として自然に発生するものです。

人間に限らず、他の動物（猿、アリ、イルカなど）も集団生活を営み、それにより各個体は生存する確率を高めていきます。

そして、そのグループの中で自分の立場を優位にすることで、一時的にちょっと美味しい思いをしたり、はたまた逆に支える立場になったりと、そういったゆらぎのようなリズムを繰り返して集団として存在するメリットを享受したり支えたりします。

動物の群れであれば、そのリズムは成長段階で立場が変わったり、一時的なものであることが普通です。（というより、一方的な立場を長期間維持する仕組みを作れる種というのはかなり限定されます）

しかし、こと人間の現代社会においては、永続的にその立場が逆転できなかったり、仕組み化して長期間搾取することを目論むことが可能となりました。

これは経済的な理由だったり、高度に発達した科学的な要因だったり色々ありますが、その仕組みの確立手段の多さは他の動物などと比べても類を見ません。

そして、この歪な格差のゆらぎが膠着し、集団であることのメリットを特定の個体が（ほぼ全く）享受できなくなってしまうのです。

２つだけ例を上げるとするならば、１つは特定の人物の『肩書き』が挙げられるでしょう。肩書きにより、人は世間から尊敬or侮蔑の対象になり、それが長期間に及ぶことも珍しくありません。

また、もう１つは今の時代のインターネットにおいては、『数字が物を言う』世界が横行しており、それで偉い偉くないが決まることも私達にとってもはや日常茶飯事になっています。

✅️二大欲求から発生する災厄の「予防」

人々の関係性が長期に渡り固定化されると、一方的かつ長期的に損をする人というのはどうしても出てきます。

社会全体の生産性を高める上で、その固定化がうまく機能することもあり、一概にはそれが悪いとは言えないのですが、そのしわ寄せにより特定の人物の人生をめちゃくちゃにしてしまうことがあるのも事実です。

悲惨な人生を歩む人を極力減らすためにはどういった対策が必要なのでしょうか。

『二大欲求が災いし、悲惨な人生を歩む人が存在する』ということは『そのグループに所属する人間全員にそういう運命を辿るリスクがある』ということを意味します。

大抵、その立場の人というのは現場で作業をしており、そのグループの生産性を高める上で重要な仕事をしている場合が非常に多く、その人が生存できない状況になってしまうとグループはグループ内から次のターゲットを探す必要があるからです。

以下に、その対策のいくつかをご紹介します。

• 健全なインセンティブを用意する

• 取り扱う必要のある情報の可視化

• 情報を管理する技術の向上

以下、詳しく見ていきます。

📑健全なインセンティブを用意する

簡単に言えば「頑張った人にはちゃんとご褒美（報酬）をあげよう」ということです。

全てのグループのメンバーが完全に納得のいくインセンティブというのは正直難しいかもしれませんが、特定の人物の人生が破綻してしまうような報酬しか与えないというのは、将来的にグループ全体の崩壊を呼び起こします。

その管理はグループでの立場が上の人の義務だと私は考えています。インセンティブの策定、プロセス分析、意思決定をきちんとできない人間に、長期的に上位の役職を約束するような権利は与えないほうが良いでしょう。

📑取り扱う必要のある情報の可視化

先程のインセンティブにも関係する項目ですが、そもそも『利害関係によって、作業者に与える業務情報を制限する』ことは作業者に大きな負担を与えます。

この制限を敷くことによる、立場が優位の人間にとってのメリットは『上下関係の明示化』『立場が逆転するようなアイディアの抑制』『グループへの忠誠心の半強制的な向上』などが挙げられます。

逆に言えば、グループにおいて、同じだけ情報を持つもの同士の関係性は年齢やその他属性にかかわらず、ほぼイーブンになります。（その状態であれば、むしろアイディアをより多く創出する人のほうが立場が強くなり得ます）

メンバーを管理するマネージャの立場からすれば、ある程度情報を抑制しないとグループというのはうまく機能しないことも正直なところあるでしょう。しかし、過度な抑制により、マネージャの立場を濫用して利益を掠め取る行為はグループの崩壊を呼び寄せます。

そのバランスを保つのもマネージャなど立場が強い人の義務だと考えられるでしょう。

📑情報を管理する技術の向上

さて、健全なグループの維持をするには、上記２つの対策が必要であることをご紹介しました。しかし、ここまで記事を読んできた方の、おそらく99％の方が『え…？グループのマネージャってめっちゃ大変じゃね？』という感想を抱くでしょう。

実際の企業の管理職も、役員と新人や配下社員の板挟みになり、その業務は苛烈を極めるところも多いはずです。

そのサポートのための仕組の構築の方法は色々存在すると思いますが、特に個人的に意識して欲しいこととして、３つ目の対策の『情報を管理する技術の向上』が挙げられます。

結論から言ってしまうと、「健全なグループの維持は『片付けや情報整理』が握っている」のです。

グループの各メンバーが頑張る！と意気込んだところで、『片付けや情報整理』を意識しないで物事に取り組んでもいたずらに疲弊するだけです。何故ならそれを意識することによる生産性は、しないで頑張ることによる生産性を圧倒的に上回るからです。

１つ例を挙げるとすると、必要な備品が失くなり、そのありかを部署内の社員全員に聞きに行くことを考えてみて下さい。聞かれた社員はその時間を無駄にすることになり、さらに、聞きに回る社員は探しものが見つかるまで仕事に取りかかれないのです。

管理職の業務の大変さは『片付けや情報整理』が密接に関係します。それを意識できる組織というのは、社会全体の一体何％になるのでしょうか。

それが普及している気配は私には読み取れませんが、特に生産活動を行ない、競合他社に差を付けることに大きなメリットがある企業であればそれを意識することはとても有益なのです。

※組織の片付けに関しては、以下の記事をご確認いただくと、より鮮明にイメージができるかと思います。

✅️日常的な二大欲求

ここまで、主に「企業向け」の二大欲求のリスクとその対策について議論を進めて参りました。しかし、この欲求はカジュアルな集まり（例えば友達の集まりや、特に利益を求めないサークル活動など）においても発生し、そのリスクは容赦なく他のメンバーに牙を向きます。

その恐ろしさは、グループのメンバーにとって、そのグループが破綻することのリスクが低く（ほとんど生産性を求められないため）、ある程度無茶な搾取をしても加害者にとってダメージが小さく済むことに因ります。

複数のグループに所属する人ならばグループが消失しても問題ないでしょうが、そのグループが無くなると困る人にとってはかなり脅威的です。

この場合の簡単な対策を以下に挙げてみます。

• 所属するグループを増やす

• 欲求が強い人間がいたら、早い段階で咎める

以下、解説していきます。

📑所属するグループを増やす

可能であればコレが最もリスク分散としては有効でしょう。二大欲求が強い人間がいても、他のグループに退避できるため、あまり脅威にはならないからです。

しかし、グループの維持にはそれなりのコストがかかり、普通は疎遠になったグループから一員としてそのメリットを享受できる可能性は低くなります。

そのため、なるべく『次の対策』を適切なタイミングで取ることで、自分が所属するグループの存続を維持するようにします。

📑欲求が強い人間がいたら、早い段階で咎める

今回、この二大欲求を言語化し、記事にしたかった最大の理由です。
この欲求の存在が分かっていれば、リスクへの対策を取れる可能性が非常に高くなります。

日常的なやり取りで、『相手にその欲求が強く表れている』と判断できる振る舞いとしての例を１つ挙げると、
『誰かに何かを言った際、言われた側がその内容を気に食わず、近くの他者にその文句を言って自分の仲間に引き入れつつ、発言者の立場を下げる』
行為がかなり顕著にその欲求を示していると考えられます。

この立ち回りをする人間は、私個人としてはかなり警戒度を高めるようにしています。それは、私が過去に所属していたグループで、一方的な搾取を目論む人間だった確率がかなり高かったからです。

そして、逆に「自分が加害者的立場にならない」ためには、まずは相手と一対一で議論するための能力を普段から磨き、結果的に議論での解決が叶わぬと判断できた段階で第三者を招き、情報を元に解決を図るようにすることをオススメします。

✅️さいごに

いかがでしたでしょうか。

この記事をお読みになった方のおそらくほとんどはこの欲求に心当たりがあるのではないでしょうか。

そして、それを言語化した経験もなかったため、一方的な被害に遭ったり、それを目の当たりにしたこともあったのではないでしょうか。

この記事をお読みになった皆さまが、将来的にこの欲求をぶつけられても、冷静に対処できることを願っています。

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これでこの記事は終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。