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今どきの仕事で必要な時代感覚とは?〜キッザニアでの気づき〜

こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。3児の母、共働きのフリーランスです。

先日、妹と私それぞれ子供たちを連れたキッザニア体験から
「仕事と時代感覚」について3つの大切だと思ったことを書きます。

以前体験記はこちらにnoteを書いたので大枠の体験はこちら↓


女の子がパイロットをしたっていい

キッザニアが表向き広報の役割もあるので建前でもあるものの、職業に男女差を設けていない印象を受けました。

男の子でもキャビンアテンダントをするし、女の子がパイロットも出来ます。警察や消防署、宅配便や自動車整備の仕事にも男女どちらも教える人がいればもちろん男の子も女の子もどちらも体験できます。

男女平等に仕事は選べる。
これが世界スタンダードに近い。
(キッザニアはスペイン発)

女性だからこの仕事が向いている
男性だからこのくらい出来て当然、そんなことは幻想なのです。

もちろん性差や体格差などで向き不向きは多少あれど「個人の個性によって」仕事を選べるし選んでもおかしくないという空気感。

声が大きくて元気な子が消防士をしたらいい。
繊細にコツコツできる子が研究職についたらいい。
人前で堂々と振る舞える子がモデルをしたらいい。

こんな体験を小さい時からして職業選択時にどちらも目指せるというモチベーションを持っていたら子供の可能性が広がっていいなと思いました。

そして男女差が無く、気にならない空気感が作れる人が上司や親の態度に、いま求められるんだろうなと思いました。

私の映像制作業界は特に地方なので、就職した20年前は男性ばかりで女性は珍しくセクハラパワハラ的発言も多く夜中まで飲みに行ったりタフな環境でした。

それが今では女性制作進行も増えて男女違いなく仕事ができる環境です。

人材不足がこれからもっと進むと予想されています。

トップや上司の時代感覚。
違和感を感じたら辞める(続けるも含めて)主体的な選択ができる時代感覚は持ち続けたいなと思いました。

誰だって目標に向かって働きたい

当たり前ながら各お店ではある目的に向かって職業体験をします。
「今回は秋のスイーツを作りましょう」「車の点検をしてみましょう」「火事に出動しましょう」そのために制服に着替えたり、準備から始めたりします。

これ私の自戒を込めてですが、最終目的までを教えないままに後輩や部下、子供たちに仕事を教えていないか?と。

細かい目先の作業だけ教えて、その作業が出来れば次を教える。
でもこの作業自体の目的や大切なことを教えずにコツや作業だけ教えても先々成長が長いことが多かったように思います。

今自分がフリーランスとして色々なプロダクションの仕事を受ける際も、演出としての仕事の受注の仕方で「それが目的なら最初からこうやっていたのにな〜」と思うことがあります。

最終的に3分しか尺がいらないのに長めに繋いで欲しいと言われて10分を編集して渡して結局やはり3分しか使われなかったり。
だったら意図や目的を最初に伝えてもらったほうがお互いに気持ちよく効率的に仕事ができる。

子供への仕事の教え方を見ながら、そんな気づきもありました。

 

今、目の前の仕事が全てじゃない

今回、スイーツの商品開発のお仕事体験もした子供たち。
スイーツが出来て商品台のような舞台で写真撮影をして商品情報を資料にまとめていました。

スイーツの商品開発といえば、目の前のスイーツを組み合わせればいいと思いきや、最初に「誰に向けて」「どんな時に食べて欲しいか」「テーマは」などを資料にまとめてから試作を作っていたことに感心しました。

確かに、どんな仕事にもザ・目の前の仕事だけじゃないリサーチや技術研鑽、企画や資料作りは大切です。

そんなことも体験できるってすごくいいなと思いました。

体験のあとは商品開発のシート用写真撮影

最後に

私は自分の子供たちはもちろん、税金を使ってもこういう職業体験をさせるのは大賛成です。将来の社会の一員となる子供たちが自分の適性を見極めてイキイキと暮らせる社会が、ひいては社会全体の公共の利益につながるからです。

しかしその前に大人がその背中で、適性ある職場で正当に評価される社会で働く希望を見せることが大切だと思いました。


ここまでお読みいただきありがとうございます。
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セールス映像ディレクター / 別府 綾
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