自分の強みの見つけ方 地獄へ行く道が天国の近道【映像制作×テレビショッピング×ワーママ】
こんにちは。
福岡でテレビショッピングを中心に映像ディレクターをしている別府です。3児の母、共働きのフリーランスです。
今日は、自分の強みの見つけ方について。
結論は「弱み」「人と違う」「好きな動作」この3つがヒント。
私は3人子持ちで会社員に行き詰まり2年前に会社員から独立、基本在宅で映像制作の仕事をしています。一番良かったのは時間の融通が効くこと。
本当にびっくりするくらい毎週誰かが病気!!
朝晩の小児科やら病児保育やらの送迎担当、it's me! c'est moi!
それでも以前より多い収入で自由に働ける理由を経験を踏まえてお話しします。
独立したい方、強みを見つけたい方へ何か参考になれば嬉しいです。
今月の学び
木下斉さんのvoicyで今月「弱者の戦略シリーズ」の一つはAsset Based Carrier Development戦略。頭文字を取ってABCD戦略。
木下さん専門の都市計画でいうAsset Based Community Development。
CommunityをCarrierに変えて「これってコミュニティ作りだけじゃなくてキャリア形成にも役立つ考え方だよね」ということ。
自分の経験を振り返り考察してみます。
私のキャリア遍歴「面白い方へ爆進!」
私は映像ディレクターとして10年以上、映像制作プロダクションで勤務していました。
福岡市内の私立進学校の高校を卒業。
ほぼみんな大学へ行くところ専門学校へ進み、学祭委員長や卒業生代表をやるなどして卒業。
高校では学年で5人くらいのレアキャラ=大学進学以外の道を進みました。
その後、フランス留学やHP制作会社など寄り道をして23歳で入社。
制作進行という大手テレビ局のイメージでいうADさんを3〜5年くらい経て演出に。地元福岡のCMや企業・学校紹介映像、テレビショッピングを企画撮影編集録音トータルで監督として関わってきました。
27歳で結婚、32歳で第一子出産、36歳で第二子出産、38歳で第三子出産。
その間もなんとか仕事復帰して続けました。
私のキャリア選択を振り返ると
「人と違う道を行く」「面白そうな方へ行く」
専門学校に行ったり、留学したり、3人子供産んだり、きつくても仕事辞めなかったり(最後やめたけど)。
人と違うのはどのみち?茨の道でもやってみたい面白そうな方はどっち?
を常に意識して(無意識に)生きてきたような気がします。
結果、周り(地方映像業界)に3人育児中下が4歳と小さい女性映像ディレクターは皆無。フランス語を話せる人は福岡では超レア(笑)。
根本にあるのは「やりたいと思ったらやる!」
反対を押し切っても、否定されても笑われても、他人の声を気にしない!
でした。
現在の働き方「地方ママの弱みが強み」
結果。
人手不足かつ働き方改革が叫ばれる昨今、映像プロダクションのディレクターさんは、手一杯で案件マネージメントに忙しく別で走らせる編集や企画の手が足りない(私もそうだった)状況に隙間産業でサポート。
オンラインで仕事のやり取りをしてプロダクションからテレビショッピングの企画構成、編集サポート依頼を受けています。
例えれば、レッドオーシャンの中に出来たイケスで自由に泳いでいる状態。
それとは別に、定期的に地元企業の動画制作レクチャー、個人商店の動画作成などもフレキシブルに請け負っています。
こんなレアキャラでも働ける理由は「やらないことを決めた」こと。
会社員時代は毎週のように出張に出掛けていましたが今は皆無。
深夜早朝の撮影や編集にもよほどのことがないと行かなくなりました。
というか行けない…
電話のやりとりを減らし、メッセージやメール、チャットで簡単なやり取りに変更してもらい、朝夕の戦争時間は基本的に連絡がつかないと最初からお伝えしています。
というか出られない…
必要に駆られて選択肢が狭まった。
これまでの一般的なプロダクションで働く映像ディレクター感覚で言ったらママであることは完全に「弱み」でしか無い(実質同期男性ディレクターは私が出産育児休暇と育児中に超経験を積んでご栄達!)。
でも、ある程度ゆとりある編集や企画のスケジュールを事前にいただけたら、そこらの若手中堅に負けないスキルに自信はあります。
中高年女性がターゲットのテレビショッピング、私42年女子歴はあるので(ただおばちゃんになったとも言う)お困りごとの気持ちは色々痛いほどわかるんです。
前述のように中高年で子持ちで演出してる女性はレア。
「弱みが強み」に変わっている瞬間です。
さらに、映像制作についても地域の弱みが。
福岡など地方都市は東京など大都市と違い、予算感が低く映像制作の分業制がそこまで行き届いていません。つまり予算が無いから一人の担当がでかい。
東京だと監督は、企画は代理店のCDが行い、コンテの絵を描く人がいて、撮影で演出はするけど、編集は専用の編集マンがやってくれる。
しかし福岡は一人で企画してプレゼンして仕事とって、撮影であたふたして制作進行もプロデューサーも兼任して、編集は1人で29分つなぎ、試写や録音でお客さんへの説明などもする、マルチプレーヤーが求められます。
東京はCMはCM専用にディレクターがいて、VPやMVなど、映像内容によってその専門性が分かれますが地方はなんでもやる。一番多いのはテレビショッピングですがCM企画もすればVPもどんな映像でもやる。
前職でそんな映像制作の一連の流れをスパルタ的に担当したので、企画から納品まで小さいバジェットなら一人で出来る。ちゃんと最初の立案から納品まで責任持ってやる。ここは強みだと思います。
もちろん、これまで前職の会社でたくさん経験を積ませていただいた感謝はものすごくあります。でも半分は歯を食いしばって首の皮ひとつで頑張ってきた自分の結果であるのも事実。
「映像ディレクターは大きな広告賞を取って目立ってなんぼ」
「育児しながら大変な仕事はセーブする」
そんな弱みばかり見ていたら今の私は絶対にいません。
誰かの価値観が脳裏をよぎることもあります。
好きに仕事が出来る男性諸君が羨ましいと思ったこともあります。
(といいつつこれでも一応、第50回福岡広告賞銀賞、第4回BOVA審査員特別賞、海外のアドフェスト2018NEW DIRECTOR部門ブロンズ受賞を頂きました)
そこになびかない強い信念を持てる理由。
それは好きを続けるから。
好きから強みの見つけ方、ヒントは動詞
今、10年ぶりにフランス語を始め、家族で移住もしたいなと考えています、普通に考えたら無謀です。
本業をみっちりやりながら短時間で接客業のバイトするのも普通に考えたら辞めた方がいいよという人もいるでしょう。
ただね、どれも面白いんですわ。
朝ドラ「虎に翼」が今日終わりましたが、主人公の寅子が男女職業差別の激しい女学生の頃に女性でも法律の道に行きたいと言うと母が「地獄の道を行く覚悟はあるか」と尋ねます。もう本当にそうだなと。
地獄の道かもしれないけれど、楽しいワクワクするほうに向かいたい。
強みの見つけ方は「楽しい動詞」と言われています。
私はフランス語を「話す」のが楽しい、接客業で多様な「人を観察する」のも楽しい。ドラマなど映像を「観る」と何時間でも楽しい。編集仕上がった映像を何にもならんのに何回も見返すのが楽しいので天職かもしれません。
時間を忘れて好きな「動き」に注目すると強みが見つかつると思います。
みなさんが時間を忘れてやりたい好きはなんですか?
それを膨らませて膨らませて気球のように上がっていきましょう!
(勿論私も育児と家事育児にムキー!と発狂する日もあります、人間だもの。)
まとめ
自分の強みの見つけ方について。
結論は「弱み」「人と違う」「好きな動作」3つに向き合う。
ドラマで聞いた(なんでもドラマやなw)セリフ
「人は傷がその人の個性になる」本当にそうだなと思います。
何事もポジティブにポジティブに!!
同じような前向きな方と一緒に楽しい人生にしていきたいなと思う今日この頃です。 それではバイトに行ってきます!
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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