水平って、難しい。ちょっとだけ、って難しい。
自分でスプーンを使ってご飯を食べることが、少しずつできるようになってきたベビパン。
(これは、2023年3月、当時1歳5ヶ月の話。下書き保存していた記事を6月末に発掘。)
“手づかみ食べ”から進んでいるので、口に運ぶのは問題なし。
だが、スプーンを水平に運ぶのは難しい。
最初の頃は、スプーンを動かした瞬間裏返してしまったり、縦にしてしまって、食べ物が落ちてしまっていた。
最近は、口元まではなんとかもっていけるようになった。
でも、どうしても少し斜めになってしまい、粘度のあるご飯(米)はなんとか持ち堪えるが、
サラサラした水分が多いものや、サラダなどパラパラしたものはまだまだ。
そんなベビパンの様子を見ていて、私もやってみた。
確かにスプーンを握って、そのまま自然に腕を曲げるだけでは、水平は保てない。
水平って難しい。
そして、もう一つ難しいのが、量を調節すること。
小さなティースプーンでも、ガサっと取ると、口に入れるところで引っかかって塊ごと落としてしまう。
私も「ちょっとだけ取る」をやってみた。意外と細かい動きをしていることに気づく。
ちょっとだけって難しい。
「人間関係も水平に、ちょっとだけ、って難しいよね」とかうんちく?をこねくりまわしたくなるところだが、
単純に今“大人”になっている人たちは、こんな訓練を沢山積み重ねてきたのだなあ。
そしてそれを見守ってきた人がいるんだなあ、と。
すごい。
定食屋でスマホしながら、ご飯食べているお兄さんがスーパーヒーローに見えるぜ。
(ながらでできるとは、凄すぎいいい!)
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2023年6月末現在。1歳8ヶ月になったベビパン。
一人でカレーやご飯やおかずを食べられるようになった。
気に入ったメニューの時は、「おいち」と言ってくれる。
終わった後は、机や床や口やエプロンや服や手や…いろんなところを拭いて回ることにはなるのだが、「ふきふきして」と言うとウェットティッシュを取ってきて、拭くのも手伝ってくれる。
毎日の変化はほんのちょっとだったり、気づいたらできるようになっていたり、突然できるようになったり。
こんな変化を毎日、直近で見ていられるなんて、ほんとサイコー。
「子育ては学び」とか「観察」とか色々言おうと思ったらできるけど、そんなことすっ飛ばして、こんなサイコーを味わわせてくれるとは、ベビパンは神様である。
あ、今後凄まじい反抗期とかくるかもなので、暫定ね(笑)
(おしまい)
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