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【毎日習慣】愛しのディーバ
わたしはたぶん、彼女という人物をかってに悲劇のヒロインのように仕立て上げて、物語の主人公のように観ている。だから、事実無根な捏造や脚色をしているだろうが、しばし妄言に付き合ってほしい。
どこで聞き齧ったか、お店のお客様だったか、きっかけはわからないけれど、彼女を歌姫として成功させる母親の執念を感じたんだ。
日本でお金を稼ぎ、活動資金を貯めたら、ニューヨークで武者修行することを繰り返す。ドラッグの噂もあったし、カセットテープを持ち歩き娘の歌声を売り込んでいたと聞く。
自身が目の疾患を発症しているなか、娘に「光」と名付けて、彼女の歌の才能に全投資したのかなって、かってに思いこんでいる。
母と子ってなんなんだろうな。
さいきんも悲惨なニュースがあった。日本に定住し義務教育をしっかり受けさせる子育てもあるけれど、じゃあ娘の歌声のために教育の起点をニューヨークに置いたことを否定できるひとなんていないでしょ。
なんだか芸能人ってやっぱりブラウン管の向こうのおとぎ話みたいなところがあるから、わたしの好きな歌姫は母親が亡くなっていたり、娘が亡くなったりみたいなことも、ときどき起こっている。それが感受性なのか派手なプライベートなのか、情緒不安定によるところなのかなんて、邪推しかできないものに真相探しはしないけれども。
ひとは命を繋いでいくから、そこに模範解答なんてないと思う。
でも、世紀の才能を目の当たりにして、歪な家庭環境や過去を知ると、ひとに与えられる不幸や幸せの数ってどう分配されてるんだろうなんてことを考えてしまう。
まったくもって思考も定まらないし、何も手が付かない。ただ、今夜ライブがあるから語られる言葉や歌を一身に浴びようって思っている。
思考がとっ散らかっている。まぁ、そんな日もある。