はじめまして、ジャニー綾乃こと大久保綾乃と申します。
この度、NPO法人ミニ先生協会を設立し、
小学生と一緒に自分を好きになる好奇心共育
を始めていくことにいたしました。

なぜ今、私が『自分を好きになる好奇心共育が大切である』
と考え支援をしていくのか、
の前に、、、
私の成り立ちを自己紹介させていただきます。

■やりがいや達成感などなく
生産性の低かった私の成り立ち

田舎で暮らしていた私の子ども時代は、
世界がとても狭く
憧れの対象を持っていませんでした。
加えて、女の子に大学進学は不要という家庭だったため、
私は自分の可能性に挑戦するなんて思えませんでした。

それでも、自分ひとりでお金もかからずに
できることには頑張っていました。
悔しかったことはマラソン大会で2年連続
同じ相手に負けて2位だったこと。
ゴール前、勝てる!という油断をした瞬間に
抜かれてしまったことは今でも鮮明に覚えています。

読書感想文コンクールで大賞を取ったこともあります。
しかしそれは先生にかなりのテコ入れをされた文章で取った大賞なので、
あまりうれしくなかったことも覚えています。
部活の陸上でも、仲間と一緒に練習をしながら
地方大会まで勝ちあがりましたが、
共に勝利を味わう感じにならず、なぜか心は一人で、喜びを大きくできませんでした。

振返れば、3人兄弟の末っ子で、モノゴコロがついたころから、
兄の分担の家事も全部やらされたおかげで、
要領のよい子どもでした。残念な方の器用貧乏でした。

1人でがんばることがあたりまえで
夢や希望がない私
は、
社会人になっても一人で仕事を抱え、誰にも頼れず、
仕事をしても世界を拡げられていませんでした。
会社に言われたことを1人でやる、
やりがいや達成感などなく
生産性の低い
仕事をし続けた私が
就職していた会社は3社連続倒産しました。
しかもワンオペ育児妄想で衝突し、離婚もしました。

さすがに「何かがおかしい」と気がつき、
キャリアコンサルタントさんのお話を聞いた時
はじめて心が震える目標が見つかったのです。

なんとなく憧れた業界、条件面で選んだ会社で、
何も考えず会社の目標に合わせて働くことで
働くことの価値、自分の価値、自分にとって大事なモノの価値
なりたい姿を想像もしたことのない私だったのです。
『成長欲が出ない人生は味気ない』これを知った私は、
自分の大切な子どもが幸せに暮らすためには、
まわりの友達も幸せなほうがいい。
1人では幸せになれないから!
と思い込みました。子どもの幸せを考えて、ママ育士という資格を取ってインナーチャイルドなどの潜在意識と脳のつながりを学び、国家資格キャリアコンサルタント資格を取得しました。これでキャリア教育者になりたいと思った私は、
学校現場を知るために、
キャリアコンサルタント×ICT支援員として
小中学校で働き始めました。

■想いを持って子ども達の現場を見たら・・・

5年間学校現場で子どもを成長欲の視点で見てきて、
ずっと不思議に感じていることがありました。
5歳から始まるなんでなんで期、やりたいやりたい期のキラキラはどこに行くのか?

何にでもやりたい意欲がキラキラと溢れる1,2年生。
徐々にキラキラに陰りが出る3,4年生。
キラキラを失った5,6年生を多く見てきました。
5,6年生はキラキラを失った代わりに、
「失敗が怖い、失敗したくない」という言葉を発していました。
中学生は、友達の目を気にして良い方向には目立たないように過ごし、悪目立ちをしては先生からふたこと目には
「成績につけるぞ、評価にひびくぞ」と言われていました。
高校生は「夢がない、やりたいこともない」
と言っている生徒が多いと聞きました。
大学生は「就職前に急に自分を棚卸しとか言われてもできない」
と言っている学生が多いと聞きました。

親として子どもの環境を見渡した時には、
そこまで問題もなく、自分で何かに挑戦することもなく、
親に言われた通りに、失敗をしないように暮らしている
子どもがとても多い現実を見ました。
1/2成人式で大人数の前で夢を発表させられて、
叶えならないかもしれないと怖くて泣きだす子どもを見ました。
教育虐待のような状態の子どももいました。
放任と無関心の違いに気がついていない親に、
環境面の不自由はないように育てられている子どももいました。

キラキラの正体は自分を信じる気持ちからくる、
意欲で、意欲は好奇心であり、好奇心は成長欲につながると考えます。
3.4年生から陰るのは
正解のある学びだけにふれ、
他者の価値観に合わせ、
憧れを仕入れることもなく、
出会いで世界が広がることもない
世の中の正解に合わせるうちに、
自分を信じることができなくなって
きて
キラキラを失っていくと感じます。

■この現実が見えたからやることがある

この状況がすべての子供の実態とは言いません。
環境もその子の特性も様々だからです。
しかし、この状態の子どもが、私の目に多く映ったことが現実です。
そして、世界を拡げる意欲を持った子どもと、
この状況にある子どもの二極化が広がりつつあります。
だから、すべての子ども達の世界を拡げたくて
オンライン自主学習教室を開くためNPOを作りました。

NPO法人ミニ先生協会への想いは、別記事にいたします。

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