私の講義✧♡人間と色の不思議な関係①
読書会の1年間の活動の中で一回は、本校職員の講義だと言う。
理科だったり、国語だったり、誰かに講師を依頼し、その教師の得意なもので、お母さんたちに講義と言う形。
今年は新メンバーに私がいたので、お願いしますねと言われ、はい!と引き受けた。
カラーセラピーの話をしようと思った。
40代の時に、自分に美術の貯金が足りなくなってきたぞ!と、東京に行ってカラーセラピーの勉強をしたのだ。
そのカラーセラピーはオーラソーマ。
色も素敵だが1本1本に実に詩的な名前がついている。
例えば、この写真の一番手前の上がグリーンで下がオレンジのボトルの名前を紹介してみよう。
創始者のヴィッキー・ウォールの本を読んだら面白くて、興味を持った。
ヴィッキーさんは、幼いころから人を癒す不思議な能力を持っている人であったが、天からメッセージが来て、このボトルを創り出した時に、使い方が全くわからなかったそうだ。
ボトルに吸い寄せられてやってくる人たちから反対に、使い方を学んだ。
しかも、彼女はその時、目が見えなかった。
読み物として、ヴィッキーさんの物語が面白かったので、オーラソーマを信用することにした。
それがオーラソーマの講義となり、知識を教えて講師を作り出す系統立てたシステムとなるまで、何年も時間がかかっているのだろうと思う。
自分が勉強しようと思ったきっかけを思い出してみよう。
八戸市にもオーラソーマのコンサルテーションがあると、まず、体験しに行った。
そこには、100本以上の色が上下に分かれた瓶があって、誘導されるままに4本の瓶を選ぶのだ。
無人島に、4本を持っていくとしたら、どれを持っていきますか?と。
その瓶を選ぶ順番も重要で、過去・現在・未来とか、課題が、その順番に表われる。
好きな色を選んだだけなのに、なぜ、それに、自分の人生の課題や、過去、現在、未来が映し出されているのか、それが全く不思議だった。
いったい、色は人間の何を教えてくれると言うのか?
体験でいわれたことは覚えてないが、とにかく、不思議で、その仕組みを知りたいと思ったのは確かだ。
色にはどんな秘密が隠されているのか?
私もそのセラピストになってもいいと思い、この講義をレベル1から、レベル2かレベル3まで受けたのだった。
結局、色の秘密を知っただけで、そのまま美術教師をしていたが、この時に知った色の叡智を少しでも子供たちに伝えたいと思い、最近まで授業をしていた。
自分がこの知識を得てから、それを噛み砕いて、生徒に教えるまで、10年以上かかっていると思う。
①自分の好きな色のレポートを書く(作業)
②好きな色のレポート発表会(発表)
③色についての勉強、十二色相環の作り方(作業)
④配色の方法(講義)
⑤色と人間の不思議な関係(講義)
という組み立てで、1年のうちに7時間ぐらいは色の授業をしていた。
今回、お母さんたちにも、好きな色を選んでもらい、その色と自分にどんな関係があるのかを発表してもらう予定である。
今までの読書会でお母さんたちに好きな色を選ばせたり、意味を調べてもらったり、どこにある色か考えてもらったり、小さく授業をやってきた。
そしてついに当日がやってきたのである。
私としては、ここ数年やり慣れた授業だが、その反面、授業と言うのは、これは子供たちに伝わるのか?という不安と紙一重で、毎年、なぜか緊張するものなのである。
一週間前から、講義の夢を見た笑。
講義の前夜も夢を見た。
講義が始まるときに、データが入ったUSBもプリントもすべて家に忘れてきて、ダンナに持ってきてもらおうと考えて居る夢だった。
なんだろう、このチキン(臆病者)ぐあい笑
当日は8時半に家を出る。
会場のセッティングとかプリントの準備とかパワポのデータがパソコンでちゃんと可動するのかとかいろいろ案件はある。
まずは会場のセッティングをする。
スクリーンを下ろし、プロジェクターの場所を決めた。パソコンを進路指導室から借りて、画面が写るようにする。
3月までの学校を知っている私は、できる準備は自分でする。
美術室から色鉛筆や黒板に貼る色の見本を持ってくる。
プリントを人数分、コピーしたり準備をする。
部屋のブラインドを閉めて見たり、環境のセッティング。
私が作ったパワポがちゃんと動作するのかも確認。
家のパソコンでは文字の大きさが散々で、作り直す必要があるかと思っていたが、大丈夫で、ホッとした。
準備が終わって、落ち着いたのが10時。
読書会は10時半からである。
勤めている時は、その一連の作業を、毎日の仕事のうちに自然にやり終えていた。といっても、その時もどきどきしながら準備をしていたけれど。
でも、今回は半年ぶりに、学校に自分の席がある訳でもなく準備したので、かなりどきどきした。
しかも、当日の朝の準備だったから笑。(2000字越え。つづく)