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キタキタ高校物語⑯図くん登場!その1

正確には「測る」だと思いますが、ご勘弁ください大笑。やっと舞台が図書視聴覚部に来ました!
この女子たちは、ホンモノの女子高生の会話ですね。女子高生は、やっぱ、面白いっす!

 さて、女性に絵画的な興味が全くない私は、弱点として、マンガをかくと、女性が全く魅力が無いと友人に、指摘されておりました。
 これは、ケッコウ、大いなる問題点です。
 やっぱ、マンガ家になろうとしたら、老若男女すべて描けることが望ましい。魅力ある少年も、少女も、描ける方がいいですよね!
 絶対、読者が2倍になる。

 なぜ、自分が可愛い女の子に興味が無いかと言うと、自分が全くそういうタイプじゃないからですね。そういう女の子になりたいと思ったことも何もなく、興味が湧かない。反対に、ブルース・リーになりたいと思ったことはありました。かっこいいヒーロー見ると、ヒーローのガールフレンドになりたいじゃなく、ヒーローがスキで、彼になりたいと思うのが自分の間違っているところだと思います。
 ジェンダーレス女子なのかもしれないですね。
 好きなのは男の方ですが笑。

 だから、女子の可愛さとか全く注目したことが無い。
 それだけ、絵に描くのは男の方がスキだってことですね笑。

 しかし、そういう私も、つい最近変わってきたのです。

 女子生徒を見ていて、

「うわっ、なんか、かわいい!この子!」

と思うことがやってくるようになりました。
 ちょっと、ついに女子に目覚めたかも。

 と言うのも、最近、図君の漫画の最後のコマに出てきた女の子たち3名に、とても興味が湧きました。

 1人は、推しが150人いる女の子。
 美術部の自己紹介で、「私の推し」を言わせたら、彼女が、
「私の推しは50人ぐらいいます!」と言って、1人1人の名前を教えてくれませんでした。それを聞いて、推しが50人もいると、1人の推しを1週間ずつ推していたら、あっという間に1年が経ってしまうではないか!と思いました。それって、もしかして、好きな人が多いほど、人生が豊かになるのかな?とぼんやり考えていました。
 そして次に彼女に会った時に私は言ったのです。
「そんなに推しが居たら、人生が面白いよね?」
 すると彼女が言いました。
「推しをよく数え直してみたら、150人居ました!」
 私は言葉を失いました。彼女はなんて嬉しそうに私に報告するのだろう!

 2人目は、卒業した3年生。
 2月に入ると3年生は、大学の2次対策に取り組み始め、1時間目と3時間目は講習があるけど、2時間目は自習…みたいな、各自の大学の2次試験によって、全く違う時間割を過ごすことになります。
 美術大学をめざす人々が、小論文等の講習に出席しながら、ほぼ美術準備室で受験のための静物デッサンをしていたのですが、時々、友人が様子見にやってくるのですね。その中の一人が、
「私、1年生と触れ合いたい!」
とのたまいました。私としては、1年生にこの貴重な意味不明な機会、しかも、毎時間、互いにクラスメートでモデルをし合ってクロッキーを授業の始まりに描いているのに、それを先輩がやってくれるとしたら、全員、クロッキーの練習が出来て、こんなにラッキーなことはないという考えです。
 そんな彼女に、いろんな1年生のクラスでモデルをしてもらいました。
 私が、彼女に色々な質問をします。

「1年生の時に、一番楽しかったことは何ですか?」
「今、頑張っておいた方がいいことは何ですか?」

とかなんとか。いろいろ。普段は、全く出会うことのない1年生と3年生。
 授業中に、モデルと描く側として出会います。

 彼女は、
「1年生のうちに楽しいことちゃんとしておいて!
 2年生とか、3年生とか学年が上がることに、忙しくなっていくからね。
 1年生のうちにオシャピクとかやっといてください💛」と言いました。
 私は、
「センパイ、オシャピクって何ですか?」と質問。
「お洒落なピクニックってことです!公園とかで、ランチをするとか、お洒落なピクニックとか、やって遊んでおいてください💛」と彼女。

 へえええええええ、オシャピク笑!女子高生って面白いです!

(長くなったのでその2に、つづく)

  

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