1分間万葉集
恥ずかしながら、受験生が手に取るような本を手に取った。
小さい字のモノはダメ、アカデミックすぎるものは読み込めない、これくらい簡易なものだったら、なんとか読めるのではないかと思ったのだ。
読んでみたが、正直、昔知っている歌も出てきたが、ココロに迫る内容ではなく、読んだ途端に自分が端から忘れそうだった。
しかし、とても心に残ったのは前がきだった。
以下、石井さんの本から抜粋して説明します。
「万葉集」というと身分の高いひとから庶民までいろいろの和歌がのっている長閑な歌集と言うイメージだったのだが、当時は、身分制度も厳しく、外の世界からの侵略が迫っていた時代だったのだと言う。
その時点で今の令和と変わらない。
漢詩のある中国に対して、「侵略されないためにはどうしたらいいのか」と考えた結果、「日本には日本独自の文化がある。だから独立国家なのである」ということを国外に示す必要があるという結論があった。
今までの日本の元号は、中国の古典から元号を決めていた。
しかし、令和は、日本の古典である「万葉集」を典拠として、元号が作成された。
大和政権時代、中国で作られた「漢詩」という文化をそのまま受け入れるのではなく、日本独自の「和歌」というまったく別の文化を作ることを選び、独立国であることを示したときと、今の日本は似た状況にいる。
日本独自のアイデンティティとなる文化を作り、国外に発信していく。
これが「令和」の時代に、日本が貫く道なのだとしたら、これほど素晴らしい元号は無いといえる。
肝心の内容の万葉の歌は、ちょっとあまりにも頭に入ってこなかったけど、この前書きが読めただけで、よかったなと私は思った。
初春令月
気淑風和
(しょしゅんのれいげつにして
きよくかぜやわらぎ)
梅は鏡前の粉を披き、
蘭は背後の香を薫らす
安部晋三総理は記者会見で「人々が美しく心を寄せ合うなかで、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国であるように」という願いを込めたものであると語った。
津軽弁の日で、
家のじさまが、ぐあいわるそうに、
「あんべわり(具合が悪い)」
「心臓、まいね(心臓がダメ)」
と言って、かなり焦ったというネタがあったのですが、
実は、
あのおなかが痛くなってやめた1回目の内閣の時に、
じさまが、
「あんべわり(安倍が悪い)」
「しんぞうまいね(晋三がダメ)」
と言ったオチだった。
めっちゃウケた笑!
でも、
安倍総理、なんかけっこういいことやってて、
そのために暗殺された気がしているのは気のせいなのか?