見出し画像

note写仏部活動中✧♡㉑御狐様を描く

 正直、御狐様を描くのが写仏なのかは謎( ´艸`)
 分からないなりに、なぜか、伏見稲荷は避けては通れない。

 私は、note写仏部と並行して、アーチストチャイルドクラブ(以下、ACC)という活動を有志でやっているのだが、なぜかACCの会員の9人中、4人は京都の伏見稲荷神社に行っているのである。

 これはどんな意味があるのか、今回は考えてみる。

 まず、あるときACCの会員の高木の鉦子が次のようなことを言いだした。

うかうか
①こころが落ち着かないさま。不安なさま。
  用例「天下も靜かならず、御悩みひとかたならず、
     世の中はうかうかとして年も暮れぬ」

②周囲に気を配らず油断のあるさま。
 また、しっかりした考へや計画がないさま。うっかり。
  用例「唯うかうかと狐を釣りまして御座る」
    「うかうかだまされる」「うかうかしてはゐられない」
                       (『広辞苑』より)



⑴アーチストチャイルドクラブには、うかうかと入部すべし

⑵アーチストチャイルドクラブの部員は、うかうかと活動すべし

⑶うかうかの語義①②に精進すべし。

 すなはち、こころが落ち着かず、不安であることを否認回避すべからず
 すなはち、周囲に気を配らず油断のあるをむねとすべし

 かくしてなにごとにも常に
うかうかとするがまさに人の人であるゆゑんならむ
 
を忘るるべからず

以上、いやしくもアーチストチャイルドたらむとするクラブ員は、
⑴、⑵、⑶とも、すべて、
日夜、怠りなく、うかうかと守られるむこと、余、切に願ふものなり

アーチストチャイルドクラブはうかうかと入り給へ―部長令(続☆高木鉦太朗)より

 この発言、面白くていいなと思った( ´艸`)
 ただでさえ、我々の中のアーチストチャイルドは臆病ですからね。
「うかうかして遊びなさい」って言われることにより、
 より開放される気がしたのだ。

 そして、この文言の、うかうかの用例、

②周囲に気を配らず油断のあるさま。 また、しっかりした考へや計画がないさま。うっかり。  用例「唯うかうかと狐を釣りまして御座る」    「うかうかだまされる」「うかうかしてはゐられない」  
                        (『広辞苑』より)

部長令(続☆高木鉦太朗)より

 あれ?狐が出てきたぞ?というところが気になった。
 私は早速このコメント欄で高木氏に質問。
 以下、この狐関係のコメントだけ抜粋。

あやのん
今回気になったのは、
〉「唯うかうかと狐を釣りまして御座る」
この文でした( ´艸`)どういうことですか( ´艸`)
なんのはなしですか?

続☆高木鉦太朗
唯うかうかと狐を釣りまして御座る
たぶん、狂言にある話
https://fabiocaipirinha.com/archives/1800

コメント欄より

 そのアドレスをクリックしてみたら意外にリアルな怖い感じの狐が出てきて、きゃあ!という感じ( ´艸`)

その記事の画像はダウンロードできなかったので別な画像で!
狐釣りらしきものを絵画でも発見

あやのん
高木氏、見てきた( ´艸`)狐がリアルで、怖い( ´艸`)
しかし、狐を釣るっていう狂言があるんだね!
面白い!勉強になりました。日本人は面白いわ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

anne_co
高木さんの狐釣り見てきました!
開いた途端に凄い形相の狐が画面いっぱいに出てきて一瞬怯みました🤭
釣狐という狂言も観てみたいです。

あやのん
アン猫さん( ´艸`)ACC、伏見稲荷率高いな?どんなシンクロだろう?
高木さん、chai-lottaさん、アン猫、そしてへーたくんの虹雲猫さんも!
ハルカさんも京都人だから行ったことあるかもしれないぞ?
4~5人のシンクロ率( ´艸`)
しかもうかうかの用例は狐釣り!
なんか狐様がいますなあ!高木氏の紹介の狐の狂言?見てみたいです!

コメント欄より

 そして、私も九州のタノカンサアを描き、M夫人という新入部員が、自分のご近所を探求する写仏を見て、自分の近所を歩いてみることにした。
 改めて、行くとなると時間を創り出すのもじれったいので、自分が毎朝歩いている散歩の時間、まず近所の神社寺社に行ってみることにする。

 そうしたら。

 あるある!稲荷神社!

 1日目、行ったお寺に祠があり、御狐様がいた!
 2日目、気になる近所の神社に行ってみたら、稲荷神社であった。

 もしや、御狐様に呼ばれてる?( ´艸`)
 でもさ、神社の御狐様って、ちょっと怖くない?


 そこでネットで調べてみることにした。

稲荷神社に行ってはいけない人の特徴
①神様に感謝の気持ちを持たない人は参拝を避けるべき
②途中で体調が悪くなった時は無理して参拝に行かない
③悪口や不平不満を頻繁に口にする人は行かない方が良い
④道に迷った場合は別な日に改める
⑤稲荷神社に対して恐怖不安を感じる人は避けるべき
⑥食べ物を無駄にする人は参拝を控えるべき
⑦悪いことを考えている人は行かない方が良い
⑧体調が悪くなる、参道で道に迷うは歓迎されてないサイン
⑨夕方以降の参拝は避けるべき
⑩火気、生肉、ペット、大声騒音はタブー
⑪神聖な場所での撮影は禁止されていることがある

京都の地元民情報

 このブログには、なんだかまともなことが書いてある。自分がやばいとしたら、③の日頃トロイ車に文句を言いがちと、⑤稲荷神社の狐怖いと思っているが引っかかって来る。でも、ま、ちょっと安心する。

 そして、稲荷神社では何を祀っているのかと言うと「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」という神様。長いケド、ここは押さえておくね。

 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は、日本神話に登場する女神。
名前の「宇迦」は、穀物や食物という意味があり、稲の精霊を表す言葉。
また「御」は神聖を意味し、「魂」には精霊という意味がある。

 宇迦之御魂神という名称には、これらの意味を合わせて「稲に宿る神聖な精霊・神様」という意味が込められている。

 この名前の由来の通り、宇迦之御魂神は、八百万の神の中でも代表的な食物神

 日本最古の歴史書とされる『古事記』の宇迦之御魂神は、スサノオとオオイチヒメの子どもとされ、『日本書紀』では、イザナギとイザナミが大八島を作った後に「飢えをしのぐために宇迦之御魂神を産んだ」と記されている。

 宇迦之御魂神は、五穀豊穣の神様として信仰されてきた経緯から、いつしか「お稲荷さん」として親しまれるようになった。

お稲荷さんの発祥の経緯
 お稲荷さんの発祥は、全国の稲荷神社の総本宮で、京都市にある「伏見稲荷大社」。当時の地方豪族の秦(はた)氏は、伊奈利(いなり)と呼ばれる神様を信仰していた。この伊奈利に五穀豊穣の逸話があることから、「稲がなる神様」として知られるようになり、全国に広がる稲荷信仰のルーツになったと言われている。

お稲荷さんの主祭神は誰?
 さて、総本宮の伏見稲荷大社をはじめとした多くの稲荷神社は、宇迦之御魂神を主祭神としている。
 しかし厳密には、宇迦之御魂神とお稲荷さんは「同一視されている別の神様」という説もある。
 実は「稲荷神」という名称は、古事記や日本書紀には登場しない。
 稲荷神として宇迦之御魂神の名前が最初に記された時期は、古事記が書かれた奈良時代より500年ほど後の、室町時代以降である。このことからウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神)は、「お稲荷さんの別名や同一の神様」というよりも、その特徴やご利益が似ているため「同一視されるようになった」と考えられている。

 それでも先ほどご紹介したように、稲荷神社の主祭神として宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が祀られていることも多いため、お稲荷さんにお参りに行く際は、必然的に宇迦之御魂神にご挨拶をすることになる。

 いつでもご飯を食べられる時代ではなかった近代以前は、食事は命に関わる大事なものであった。
 そんな日本人の主食であるお米(稲作)の神様である宇迦之御魂神は、信仰の対象になりやすく、似たご利益の神様と一緒に親しまれてきたため、別名やお稲荷さんのように同一視される神様も多く存在している。
 宇迦之御魂神は、稲や穀物、ひいては食物の神様として日本神話に登場したことから、主なご利益は「五穀豊穣」
 特に洋食文化が入ってくる以前の、神道が今よりもっと身近だった時代では、稲荷神社が全国に3万社も建てられるほど、たくさんの人々に信仰されていた。

商売繁盛・産業振興
 本来は穀物の神様である宇迦之御魂神だが、時代が進むにつれて神様の解釈やご利益の需要が多様化され、次第に商業や工業の神様としても信仰されるようになった。
 稲荷神を信じた商人たちが次々と成功を収めていったことが、宇迦之御魂神に商売繁盛のご利益を持たせたきっかけとされる。デパートの屋上や工業ビルの敷地内などで、小さな稲荷神社を見かけたことはないでしょうか?

そのお社には、宇迦之御魂神が祀られていることが多くある。

神秘的な「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」について知ろう!お稲荷さんのご利益も紹介!

 字数を減らすため常体にし、カットした文も有り。
 
 現代の飽食の時代と違い、食物が簡単に手に入るとはいかなかった時代。そんな時に、稲荷神社は人々の頼るよすがとなり、だから、各地に山のように稲荷神社がある。
 そして祀っている神様の名前から来たのかは謎だけど、うかのみたまのかみ、うかうかするって言葉があって、狐釣りっていう用例まで行く。
 うかうかの語源は浮き浮きかな?高木氏。

 前置きが長いが、簡単に言うと、伏見稲荷の御狐様がイケメン過ぎて描かずにはおられません( ´艸`)
 しかし、今回は、主祭神の宇迦之御魂神を写仏したのではなく、神様の眷属を描いたということ。

眷属
仏教用語。親しく従う者,妻子や従僕をいう。あるいは仏,菩薩につき従う者,すなわち脇侍,随順する諸尊などをいう。

コトバンクより

 ま、神様の従者だからいいか。
 ヘッダーの写真と写仏する写真は伏見稲荷を訪問したばかりのanne-coの記事からお借りしました。あんこ!有難う( ´艸`)


 イケメン好きの自称少女漫画家は、
 イケメンの御狐様も見逃さない( ´艸`)


玉をくわえているお狐様。目力が半端ない。


 背景の絵具の塗りムラが恥ずかしいw
 白黒の墨だけで行こうと初めは思ったけど、お二人の背景を塗って、際立たせたいと考える。背景の色候補。緑・紫・青。
 本当はお二人の雰囲気から考えて色を変えようと思っていたけど、緑の絵具を出し過ぎた( ´艸`)この辺が私の貧乏性なところよ。
 ほんとは2枚目の彼はコバルトブルーを塗ってみたかった。
 でも、2人共、緑で塗ったら、首の布に朱色も塗ってみたくなり、結果、緑が朱を引き立てたか。色相環のだいたい向かい側の関係。

 こうする運命だったのね。


鍵をくわえているお狐様


 彼、イケメン過ぎませんか?( ´艸`)
 凛々しすぎます💖

 くわえているものも気になり調べる。

 伏見稲荷大社の境内にいる狐たちがくわえているものは、「稲穂・巻物・玉・鍵」の全部で4種類あります。

 玉は昔から「神の霊力」を象徴するものとされ、神話にもたびたび登場しています。古い信仰では「玉=稲の霊魂」とされており、後述する鍵と同様に重要な信仰の対象になっています。この模様は、燃え上がる稲荷大神のミタマの力を示していると考えられます(無いものもあり)

 この「鍵」の由来も諸説あり、1つは「米倉の鍵」
稲荷大神が五穀豊穣の神であることからきた考えと思われます。
もう1つは「昔の人の生活に必要だった『木の股の鉤かぎ』の効用」。

 この説は伏見稲荷大社発行の書籍等で紹介されており、鍬の柄などに用いられていた鉤形の木の股はとても貴重だったため、昔の人たちは一種の魔力があるように考えていたそうです。

 また、別の書籍によると、昔は「鍵=稲を刈る鎌」という信仰もあったようです。

京都って沼より引用

 ここでは玉と鍵だけを紹介。
 また、もう一つ面白いブログを発見(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 神仏広告代理店というブログのタイトルからしてオモシロイ( ´艸`)

 この中に玉と鍵についてついての描写があった。眷属と主人公が会話する物語になっていて面白いのだが、字数の関係上、要約してみる。

 伏見稲荷には "玉鍵信仰" というものがある。
 "玉" は稲荷神の "霊徳" の象徴と言われている。霊魂の "霊" に功徳の "徳" と書いて霊徳。
 神としての品格ある正しき行い……というような意味。
 その象徴として、美しい宝石の意味を持つ "玉" として表わした。

 "鍵" は、稲荷神の御霊を身につけようとする願望の象徴とされている。
 "玉" は宝石のように貴重で大切にされるべきものだから、奥深い場所に隠して大切にされている。そこにたどり着くまでには、幾重にも鍵が掛かっているという訳だ。
 要するに決して簡単に手に入らないものを守るための "鍵" 。そこに辿り着くために必要な "鍵" ……でもある。
 
 それぞれの場所の眷属たちは、その場の神の御霊をお守りしているわけだが、それと同じようなものが人の中にもある
 神にも通じるような品格ある正しき行い。そういった美しく尊く強い魂
 それは自分の奥の奥にある目指すべき魂だ。その真の魂に近づくために、 "鍵" に象徴される力を磨いていく。

 稲荷はその後押しをする。

物語の要約

 神様からのメッセージ!キタキタ~!キタキタ高校(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 ACCの会員の多くがなぜか無意識に伏見稲荷を訪れているのには訳があったのだ!

 アーチストチャイルドを目覚めさせる鍵を探しに、稲荷神に背中をおされるために訪れていたのだ。

 この謎が解けてスッキリした( ´艸`)

 これぞ、写仏の極意。
 描くと、何かしら、御仏から、メッセージを受け取る。

 最後に、この物語の原文を掲載してこの長い記事を閉じることにする。
 ちなみに「飛」というのは眷属、「菊」は眷属と会話する主人公のこと。

飛「お前が目指す "真の魂" に向けての後押しをするために、私は今、ここにいるということだな」

菊「エ。なんか……大げさ……💧」

飛「……後押し、いらぬのか?」

菊「いえ!いります!!! ください!!!」

飛「結局そこに向かうのは、己の行動しかないからな。
”0" には100を掛けても10000を掛けてもゼロのままだが、行動して "1" があるのなら、そこへの後押しは効果も出てくる

菊「……ハイ」

飛「だから何か行動を起こせ。じゃないと私も退屈だ……

「菊と稲荷」より引用

 あんこが行動を起こし伏見稲荷に行ったこと、
 大正解( ´艸`)💖

 私も、神様を退屈させないように行動しよう✧♡