出産前に思うこと
出産予定日から二日過ぎて、妊娠11ヶ月になりました。
妊娠11ヶ月ってパワーワードすぎる。
トツキトオカじゃなくてジュウイッカゲツ。
次の検診で兆候がなければ、ついに来週入院することが決まった。
なにがどうあれ「来週には生まれてるんだ」という安心感と、「できたら自然なかたちで産んであげたいな」という気持ち。
とりあえず入院日までは何があるかわからないので、ウォーキングなど出来ることをギリギリまで頑張ってみるつもりだ。
出産予定日を超過して思ったこと
前にSNSで、予定日超過した人が「このまま一生妊婦かもと思ってしまう」とつぶやいているのを見た。
それは大袈裟すぎ!とそのときは思っていたが今はその気持ちがよくわかる。
あまりに出産の兆候がなさすぎて、本当に生まれてくるのかな?と日に日に不安な気持ちが膨らみ、夜中も陣痛がきてないかと何度も目が覚めてしまう。
少し前に『人と比べるな』という記事を自分で書いていたのに、結局自分が一番落ち込んでいる。
友達からの連絡がプレッシャーに
「体調、順調かな?」「予定日今日じゃなかったけ?」
予定日が近づくにつれ、友達からこんな連絡をもらうようになった。(書いてる今もきた)
気にかけてくれるのはすごく嬉しい。心から本当に嬉しいのだが、なんだかその連絡自体をプレッシャーに感じてしまう自分がいる。
友達の心配メールをひねくれた受け取り方をしてしまう、そんな自分がいやになる。
出産は怖い、だけど退院後のがもっと怖い
出産エピソードは100人以上読んだ自信がある。
恐怖を拡大させるから見ないほうがいいとわかっているのにやめられない。
だけど最近は出産より、退院後の生活に恐怖を感じる。
出産は陣痛・出産の痛さに対する恐怖心だが、退院後はまだ一人じゃ生命を維持することもできない赤ちゃんを、まだなんの経験もないポンコツの私が育てていけるのかという、予期不安による恐怖だ。
「みんな乗り越えているんだからなんとかなる」と自分に言い聞かせてはいるが、不安な気持ちはずっと拭えない。
とは言っても早く会いたい!
出産前の気持ちの起伏はまさにジェットコースターのようだ。
不安な気持ちと同じくらい、やっと会えると待ち遠しいワクワクした気持ちも大きい。
まだ生まれていないのに、赤ちゃんが生まれるシーンを頭の中で回想し愛おしさで泣けてくることもある。
このあいだイヤホンからシャッフルで流れてきた歌の歌詞と、今の気持ちがリンクして外で泣いてしまった。
この歌詞はもう反則。
毎回聞くたびに泣いてしまう…
妊娠することも奇跡、すくすく育つことも奇跡
不安は拭えない。
でも奇跡の連続を重ねて生まれた感情だからこそ、この今ある不安もきっと悪いものじゃない。
今しか感じることのできない感情や経験を、母になるためにしっかり迎え入れることが、今私にできることなんだと思う。