『言葉は現実化する』を読んで
約１年半前、こんな記事を書きました。
以前の職場での経験から、良い言葉を口にできる自分でありたいと思い参考にするために買った本について少し紹介しました。
あのとき、本をすべて読み終わったあとに感想を投稿すると書いていましたが、やっと最近読み終わることができました。（長かった・・・！）
ということで、ここからは感想について書いていきます。
『言葉は現実化する』を読んで
以前のnoteの繰り返しにはなりますが、この本の伝えたいメッセージはこちら。
あなたの人生をつくっているのは、
あなたが日常的に口にしている言葉である。
そして、たったひとつこの本を通して身につけてほしいスキルは
いい言葉を口にする習慣
だと書いてありました。
「そんなことを言われても、それが一番難しい」というのが最初に浮かんだ感想でした。全然いい言葉ではありません（笑）
ただ、続いて書いてあったことで、少しハードルが下がりました。
たとえ嘘でもいい、プラス言葉を口にしよう
たとえ気持ちが伴っていなくても、プラス言葉を繰り返し言うことで、気持ちや状況、そして物事の捉え方、感情があとからついてくるのです。
その他にも、こんなふうに書いてありました。
・いきなり完璧を目指さない
・プラス言葉より、プラストークを意識する
・話の最後をプラスで締めくくるように意識する
最初は「マイナス言葉を話さないなんて無理！」と思っていた私ですが、文章を書くときはなるべくプラスで締めくくるように気をつけていたこともあり、少しずつならできるような気がしてきました。
一番興味深かったのはプラス言葉を使ったほうがいいことの根拠にもなっていた潜在意識についての話です。
私たちの行動を司る場所である脳。
ものを思考する、言葉を発する、決断するなど、普段私たちが意識的に使う脳の３％を「顕在意識」といい、そしてコントロールが難しい無意識の領域を「潜在意識」といいます。
そして、潜在意識には４つの特徴があるそうです。
①人間でいうところの善悪の判断ができない
②「私」と「他人」を区別できない
③訂正するまで、入った言葉ストップをできない
④時間を認識できない
以下、簡単に解説します。
まず、善悪の判断ができないので、発した言葉は素直に受け取ってしまうそう。嫌なことを言ったら嫌な要素を集めてくるので、良いことを言って良い要素を集めて集めてきてもらったほうがいいですよね。
また、主語も認識できないので、他人の愚痴を言ったら誰のものとか関係なく否定的な部分だけが残ってしまうそう。でも、逆をいえば自分を褒めにくい人でも他人褒めたら肯定感だけが残ってくれるということです。
そして、「なんで自分はダメなんだろう？」等々、頭の中でマイナスな質問をすると、顕在意識が考えるのをやめても潜在意識はずっとマイナスな方向で答えを探していくのだとか。「どうしたらちゃんとできるかな？」とプラスな言葉にすることで検索方法も変わっていくそうです。ふとしたときにアイデアなどが浮かんでくるのはそういうことだったんですね。
最後の、時間が認識できないのは未来でも過去の話でも「今起こっていること」なのだと判断するそう。だから実現したら楽しい未来の夢を繰り返し語るとワクワク感に包まれるのだとか。
潜在意識については、今まで知らなかった話なので新鮮でした。
この考えに基づき、
・人をほめる
・メモの習慣をつける
・「肯定発信」をルール化する
などの具体的な方法が書いてあり、のんびり楽しんで言葉を変えていくことが推奨してありました。やはり、大事なのは「継続力」だそうです。
後半は、著者である永松さんが行っているセミナーのお話が書いてあったのですが、少し自分とのギャップを感じてしまったので参考程度に読ませていただきました。
この本を通して、書いてあったのは言葉の重要性でした。
口にする言葉が歩む道をつくっていくので、いい言葉を口にすることで幸せになることができる、と。
以前は良い言葉を口にしたいと考え、最近は明るくありたいと思っていた私の背中を押してくれる本のひとつとなりました。
書かれていることすべてを実践することはできないかもしれませんが、少しずつ自分のできる範囲で行っていくことで、少しでも幸せな未来が待っていることを願っています。
今回は「言葉は現実化する」というテーマでした。
でも、最近の私は「思考は現実化する」という考え方のほうがしっくりくるような気がしています。
その件についてはまた記事を書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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