大人になっても大好きな絵本
こんばんは、
人によってはおはようございますやこんにちはでしょうか。
最近は、Duolingoで毎日韓国語学習中のayanoです。
韓国語の発音難しい…そして韓国語の会話のスピード速い…(泣)
私が思う絵本の印象
毎回唐突ですが、私は絵本が好きです。
町の病院(歯科や耳鼻科あたりを思い浮かべてもらえるといいのですが)の待合室に、ときどき雑誌や本が置いてあったりしますよね。そこに絵本があるとつい手を伸ばしてしまいがちです。
幼い頃は保育園の先生が絵本を読んでくれたり、地域のお話会に参加して読み聞かせを聞いたり、小学校の図書館に置いてあったりと、絵本との接点が今より多かったのですが、大人になると絵本に触れる機会がとても減りました。
絵本って、絵とやさしい言葉で書かれている話の中に、大人になってからとても大事だなと気づかされるものが多く詰まっていると感じます。難しい言葉はないんだけど、すごく考えさせられるような。忙しい日々の中で、ハッと立ち止まって考えるきっかけを与えてくれるような本。
私の絵本のイメージはそんな感じです。なので時々、病院の待合室や本屋さんで絵本を手に取るようにしています。
小学校の国語の教科書
名作と言われる絵本はたくさんありますが、中でも私のお気に入りは、
ハンス・ウィルヘルム 作・絵
久山 太市 訳
『ずーっとずっとだいすきだよ』(原文タイトル:“I'll always love you”)
です。
国語の教科書で見たことある!という方も多いのではないでしょうか?
有名な作品ですし、動物(物語の犬に限らず)を飼ったことがある人なら、最愛のペットに「いつか必ず訪れる別れ」=死についてかかれた作品として広く知られていると思います。
かく言う私も、この作品との出会いは小学1年生の国語の教科書でした。
当時は何とも思っていなかったと思います。幼すぎて内容がよく理解できていなかったかもしれません。
ただ教科書自体を捨てずに残しておくタイプの家だったので、大きくなって時々「懐かしいなぁ」と思いながら教科書を開く子どもでした。
そんな中で、中学3年生だったでしょうか。この作品の原文が英語の教科書に載っていたのです。(Unit○というよりは、Plus oneでの読み物としていろいろな作品に触れてみようといった位置づけだったと思います)
どっかで見たことあるなぁ…と思いながら授業中にパラパラとページをめくり、「あ、小学校の時の国語の教科書に載っていた…?」というのがきっかけで、家に帰って教科書を引っ張りだし、読み返してボロボロと泣いたのを覚えています。
それ以来時々読み返すのですが、何度読み返しても大好きで、毎回ウルっとくる作品です。
大人になるとなかなか気持ちを伝えられないけど…気持ちを伝えることの大切さ
読んだことないよって方にはネタバレになってしまうのですが、この話の主人公(僕)が、老いていく犬のエルフィーに対して、毎晩寝る前に「エルフィー、ずーっと、だいすきだよ」と思いを伝えるのです。
僕とエルフィーは一緒に大きくなりますが、犬の方が人間よりもずっと早く大きくなり年老いていきます。
一緒にいられる時間は長くはないんですよね。
僕とエルフィーの関係を通して、自分が大切だと思っている人やものに思いを伝える大切さを、そっと背中をさすって寄り添うようなあたたかさで伝えてくれています。
大人になるにつれ、自分の素直な感情を口にする機会が減りました。周りを気にして周囲を考えすぎるあまり、自分の希望や気持ちをはぐらかすようになりました。まして自分の大事な人や、もの・ことに対する好きという気持ちは言えていません。
キャラじゃないとか、恥ずかしいとか、いろんなことがしがらみになって、気持ちを伝えることのハードルがあがっていく。一側面からみたら、それも大人になっていくということなのかな…と思います。
でも、いなくなってからでは遅いから、なるべく会える時に会って、思いを口にできる時に口にして伝えることの大切さを忘れないようにしたい。
そしてそう伝えられる大人になれたら、人として素敵だなと感じます。
「言わなくても伝わる」、
でも、「言ったらもっと伝わる」
最近読み返していて感じたことだったので、誰かにこの気持ちを共有したいなと思って書きました。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
約3か月前、深夜に勢いでアカウントを作り書き始めたこの公開日記(のような立ち位置のもの)が続いているのは、読んでくださる人や読んでスキといった反応をくれる人がいるおかげです。
いつもありがとうございます。
あなたにとって今日が素敵な一日でありますように。