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他者がいるからこそ得られる自己理解「ホメボリ」をもっと使いたい!

最近知って感銘を受けた言葉、それは「ホメボリ」!

こちらの記事でコンサルファーム MIMIGURIの臼井隆志さんが提唱されています。

「ホメボリ」とは「褒め」+「フカボリ」のこと。
記事からその定義を引用させていただくと、

「ホメボリ」とは

相手の行為や表現に対して「すごい」「面白い」「この人らしい」という感嘆の念を覚え、それを伝えながら「このこだわりはどこから出てきたの?」とルーツを問いかけていく技法のこと

臼井 隆志|Art Educator

私も普段、MIMIGURIの安斎勇樹さんのVoicyを聴いていて、『問いかけの作法』も読んだ身なので、「フカボリ」については理解していた(つもり)。

「フカボリ」するやり方のひとつに、「相手のこだわりの源泉を聞き込む」というものがあるが、「ホメボリ」とは、思わず出た感嘆の「すごいね」の後に、この「なんでそんなことできるの?何がきっかけでできるようになったの?」なんていう「フカボリ」質問を加えていくことなのだ。

これ、めちゃくちゃいい!!

臼井さんも記事で触れているように、自分の強みや持ち味に自分で気付くことは、実はなかなか難しいもの。

なぜなら自分は当たり前に自然とやっていることが持ち味であり、他者に褒められたとて「え、これそんなすごいことか?」と素直に肯定しづらいこともあるから。

それが、ただ褒められるだけでなく、ルーツを探る「フカボリ」をされると、「なんでだっけな?」と自分の原体験を思い出して結びつけることができるので、より強みや持ち味に納得感を得やすくなる

まさに、他者からの目線によって自己理解を深めていくことができるのである。

そういえば私も、キャリア面談のときに自然と聞いていることがある。

「えー、すごいですね!なんでそれやろうと思ったんですか?」

これは純粋な感嘆と純粋な興味から出ている問いかけだったのだが、実はこういう話をしていくことで、転職者の方は自分の強みを認識していける。

そして、これは別にキャリアアドバイザーという、多くの転職者と出会い転職市場の相場観のようなものを持った人間と話すことでしか得られない、というものではない。

私のような仕事をしている人でなくても、特に自分が今属している組織・コミュニティとは違う場所にいる人と話すことで「ホメボリ」はより効果を発揮されやすいのではと思う。

特に会社などの同じ組織にいると当たり前だと思われていることが、他の組織に行くと当たり前ではなくなる、というのはよくある。

もしくは、組織が違うとそこで発揮される持ち味も違う、ということもある。

会社のような「利益の創出」を目指し「評価」が存在する組織ではなく、いわゆる利害関係のない組織(例えば趣味のコミュニティなど)だと、会社では見せない役割を出せたり、同じことをしているんだけど周囲からの受け取られ方が違うということもある。

そこでお互いに「ホメボリ」ができたら、自分の持ち味の解像度が上がってめちゃくちゃいいじゃん!!

今の仕事にモヤッとしてる人。
自分の強み、持ち味って??と思っている人。
今所属しているコミュニティ以外に思い切って飛び込んでみよう。
リアルでもオンラインでもいい。
そこで、今の組織では発露していないあなたの持ち味が言語化されるかもしない。

そして、他者に対しても積極的に「ホメボリ」をしていこう!



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