最小限の説明で読み手を引き込む
編集の仕事をしていると、よく「俳句みたい」と感想をいただくことがあります。不要な言葉を削り倒して残った語句を推敲するからでしょうか。
夏井いつきさんがおっしゃったかどうかは調べていませんが、上手な文章は削る必要がありません。むしろもう少し説明してと注文したりします。
なぜ削るかというと、不必要な説明があふれているからです。一例を挙げると製品やサービスのキャッチコピーやウェブサイトで、こんな感じに始まる文章をよく見かけます。
このページの目的はインターネットの歴史を紹介することではなく、自社の販売するサービス(製品)の説明です。
インターネットの普及も個人情報流出の危険も周知の事実。自社の沿革を紹介したいなら別のページで思う存分どうぞ。この部分まとめて削除です。例えば冷蔵庫を買いにいって、店頭で「そもそも当社はコンプレッサーの開発に40年前から……」などと説明されたら逃げ出しますよね。
自社の製品説明にどうしても歴史を入れたい場合は「20年来の蓄積を元に」などと簡潔に入れ、自社の沿革を紹介するページにリンクさせてはどうでしょうか。説明は最小限にして、読み手が逃げないうちに本題に入ります。
#要約チャレンジ 5/11
今回の題材は、サッカーの元日本代表・大久保嘉人さんのコラムです。
・タイトルをつける(20字以内)※半角数字は0.5字で換算
・要約する(140字以内)
できましたらXで投稿していただくか、DMでお送りください。先着1人の無料添削をさせていただきます。タイトルは140字に入れなくてOKです。タイトル投稿にハッシュタグ「#要約チャレンジ」をつけてくださると見つけやすくなります。
送り先アカウント:https://twitter.com/Ayan_unicla
#要約チャレンジ 5/9
題材は、XなどSNSでの話題をまとめた一般記事です。
心温まる原文の雰囲気そのままに伝える要約を目標にしていました。
骨子は以下の通りです。
あるXユーザーが、高齢の母のスマートフォンの中身のメンテナンスをすると投稿。開きっぱなしのブラウザタブを閉じる、不要なサブスクを解除するのが恒例作業という
共感するコメントが多数並び、いいねも4.7万を超えた
解決策が寄せられた他、スマホ料金プランの見直しや詐欺対策なども必要との声も
たまには、両親のスマホをのぞいてみるといい
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?