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木のあれこれ。no.1 最古の木
地球上に、最初の樹木が登場したのは、現在のところ、古生代デボン紀(4億年以上前)と考えられている。
当時の気候は現世よりも暖かく、地上の大半は砂漠であった。
この時代の植物はまだ陸の内部に進出しておらず、水辺を中心に繁栄を始めていた。
その中心的な樹木の一つが、”アーケオプテリス(Archaopteris sp.)”である。
※アーケオプテリスの化石
アーケオプテリスは成木になると、30メートル近くに達し、若木でも10メートルはあったと考えられている。アーケオプテリスは、広義のシダ類に属します。シダと言っても草ではなく木になるシダ類である。木性シダという。
現在の街に生えてたらこんな感じになる。
木性シダと木の違いは幹に年輪があるかないかである。シダには年輪ができない。木性シダの幹は肥大成長しない。その代わりに、茎に根が貼り付くことで、強度を保っている。幹というかでかい茎である。しかし、確かに化石には分厚い樹皮があり、現代人の感覚ではシダ植物とは到底思えないほど、しっかりした幹を持っていたことがわかる。乾燥には弱く、湿地に生えていたと思われる。
化石はノルウェーや北アメリカから発見された。
学名のArchaeopterisは「古代の羽」を意味する。
参考:
https://ja.wikipedia.org/wiki/アーケオプテリス
https://www.kaseki7.com/z_column/archaeopteris.html