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ただ、友達と会えて嬉しかったという日記


久しぶりに昔からの友達とランチに出かけてきた。


前回みんなに会ったとき、わたしは息子の話ができなかった。

本当は話したかった。
少しずつ元気になってきた息子のこと。
本当は聞いてほしかった。
息子に向き合って頑張ってる自分のこと。

でも、話すならなるべく湿っぽくならないようにしたいなあとか、みんなに気を遣わせたくないなとか考えてたら、話を持ち出すタイミングがわからなくなってしまった。


みんなの子どもの話や学校の話に相槌を打ちながら聞いていた。だけど悩みも何もかも噛み合わなくて、だんだんとじわじわと、その場にいるのがしんどくなっていった。
そして息子や自分のことは何も話せず帰ってきてしまった。
ずっと楽しそうな顔を貼り付けていたけど、その時間がすごく、辛かった。寂しかった。


今朝思わずつぶやいた不安も、このときのことがあったからだった。


でも、前回辛かったのは結局私が勝手にあれこれ考えすぎて素直に話せなかったからなんだ。
だから今日はもう気を遣わせるかもだけどみんなごめんやで!くらいの勢いで、心のまま、ありのままの自分で行ってみようと思った。


中間地点で待ち合わせをした。
そして一台の車に乗り合わせてお店に向かう道中、珍しく留守番中の息子から電話がかかってきた。

それがきっかけで、隣に座っていた友達が「息子くん元気になってきた?」と聞いてくれた。

「そうなんだよー。元気になってきたんだよー」

そんな私の言葉にみるみる涙ぐむ友達。

「なんか泣けちゃう。良かった」 って。

私の涙腺も一瞬で崩壊。

そこからはもうオイオイ泣きながらあんなことやこんなことを話した。
界隈では普通に話せることでも、友人たちにとっては不登校もASDも全く馴染みのない知らない世界のことだろう。なんて返していいのか難しいなりに言葉を選びながら話してくれていたと思う。わからないことに無理に答えようとせずに黙って聞いてくれている友達もいた。


泣けたことや素直に話せたこと、それを受け止めてもらったこと、友達も泣いてくれたこと、何だかいろいろがうれしくて心のメッキが一枚ポロっと剥がれたような気がした。

行列のできるカレー屋さんの、3種あいがけカレー


カレーは美味しかった。
友達はやさしかった。


「iPhoneて、新しいの出るの早くない?」
「早い早い」
「iPhone 100とかいっちゃいそうだよね」

こういう会話にツボって大笑いできたことがうれしかった。バカリズムに聞かせてドラマにしたいと思った。


帰ってきてnoteを開いたら、やさしいコメントが並んでいた。

ありがとう。
ありがとう。
みんな大好きです。

いつもありがとうね。


路地裏のみなさん、元気出してね。




今日は二曲です。

Suchmos/ MINT

爽やかで切なくて、懐かしくて。楽しいときも、落ち込んでるときも、不思議とフィットしてくれる曲。MINT。

Suchmos/ Fallin'

結局こういう曲がすごく好き。なんか気怠くて暗めのやつ。かっこいいなあ。HSUさんのベースが恋しいですなあ。


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