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職業選択の自由アハハ~ン

このCM懐かしいですねw



中学生の娘が今日から3日間、地域の職場体験に行くことになりました。
ちょうど3週間前、

娘「お母さん、今度職場体験があるの。希望する職種を書いて出すのだけど、私は正直どこでもいいかなと思ってる。介護施設でもいいし、スーパーでもいいし、保育園でもいい。美容室もある。うん、私はどの職業でもいいかな。どんなことでもやってみたいと思うから、希望は「どこでもいい」に〇を付けた。」

なかなかいい娘に育ってる(これもぶつかり稽古のおかげかなw)
どんな職業でもやってみたいと思うことは素晴らしい。それだけ働く人に対してリスペクトをしてるというものだから。

こんな会話をした一週間後、娘の職場体験の場所が決まりました。

人気の洋菓子店

当たりだ。
周りの友達からは、それはそれはとても羨ましがられたとの事。

娘「別に私はどこでも良かったんだけどね…でも、プロのパティシエがスイーツ作る所を見れるのなんて、なかなか無いからね。今からすごく楽しみ!」

そうだね、お母さんもとても楽しみだよ。
お土産くれるかなー、なんつって。

そして、今朝、ドキドキワクワクしながら娘は元気に職場体験に向かいました。


バタバタと娘を送り出した同じ頃、私のスマホがブルっと震えた。
友人のカズ(♀)からのLINEだった。

「アヤに報告。
転職活動色々してましたが、ビー〇スに決まりました。
これからは笑いが増える毎日になりそうです」

よかったよかった。
私は自分の事のように嬉しくてすぐにカズにLINEを返しました。

ちょうど1か月程前.…

GWの同期の飲み会で私は一人酔えなかった。
なぜなら、カズの仕事の愚痴に耐えられなかったからだ。

カズとは同じ短大出身でその頃から仲が良く、学校帰りに渋谷、原宿、青山、代官山などを巡るのが私たちの共通の趣味だった。
カズは当時の奥菜恵にそっくりで、美人でお洒落で天然ボケで、私のつまらない話に大きく笑う子だった。
就職活動がうまく行かず最後の最後で受けた会社と、それまで何にもしてこなかった私が最初に受けた会社は同じだった。
私たちは一緒に内定を貰った。

結局私が1年9か月で会社を辞めてしまったので一緒に働いた期間は短かったけど、今でもカズ含めて同期は仲良しだ。
カズはいつまでもかわいくて、優しい旦那さんとかわいい子ども2人に囲まれて、私の理想とする家族そのままだった。私はそんなカズの友達ということに誇りを持っていた。

しかしながら、
今から10年程前、カズは旦那さんの転勤で福岡にいた。
年に1度の同期会で会った際に、カズは当時働いていたコールセンターでの愚痴を言っていた。

ぐちぐちぐちぐち

いや、カズやめてよ。
あなたに愚痴は似合わないよ。
お願いだからやめて欲しい。
私はそこで言った。

「カズ、アンタね。コールセンターなんて似合わない仕事やめなさいよ。
アンタはね、せっかくこんなカワイイ容姿があるんだから、アパレルとかのショップ店員やりなさいよ。そうね、靴屋でもいいし雑貨屋でもいい。
とにかく、コールセンターなんて似合わない仕事すぐにやめな!」

私はピシャリと言い放った。言い過ぎだと思ったけど、せっかくのかわいい顔で愚痴なんて言って欲しくなかったのだ。

カズは本当に素直な子だった。
その後、福岡のセレクトショップで本当に働くことになった。
これまで事務仕事しかやった事なかったカズは、全くの畑違いの場所でキラキラと輝いていた。
インスタで試着をしているカズは、誰がどう見ても40過ぎには見えなかった。
私は嬉しくて夫に自慢した。
「ちょっとコレ私の友達よ。かわいいでしょ?こんなかわいい子が私の友達なの」
カズは自慢の友達だった。

昨年の春、カズは旦那さんの転勤で福岡から東京に戻って来た。
セレクトショップを辞めた事を残念そうにしていたけど、新しく会社の事務員をやると言っていた。事務職は結婚するまで長いこと続けてたし、大丈夫だと思っていたようだった。

それがまた愚痴が始まった

ぐちぐちぐちぐち

自分の失敗を上司のせいにするカズが本当にダサいと思った。
私はカズの愚痴を聞きたくなかった。
ただ、カズもカズで愚痴を吐き出さないと耐えられないようだったから、私は聞き流して別の友達と話をしていた。

なんだかモヤモヤが治まらない私は翌日カズにLINEをした。

「昨日はお疲れ様。
私はやっぱりカズにはもう一度アパレルで輝いて欲しい。
福岡にいた頃のカズ、本当にキラキラしてたよ。
家族にとってもお母さんは笑顔が一番だと思うから、大変だと思うけど転職活動頑張って!」

あいかわらず余計なお世話、大きなお世話だと思ったけど言わずにはいられないのが私だ。


っで、そんな経緯もあって、今朝カズから届いたLINEを自分のことのように喜んだ私がいたのです。




人には適正な仕事がある。
自分に合っているのか?合っていないのか?それは自分自身ではわからないものかもしれません。
ただ、カズのように人の話に耳を傾けられる人は、その「適正」を見つけられるのではないかと思います。

(大きなお世話を正当化する私www)

そんな感じで、今日は仕事にまつわるエトセトラでした。
帰宅して、娘の職場体験の話を聞くのが今から楽しみでーす♪

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