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【記憶や意識は、水と深い関係がある】

【脳や脳の中もほぼ水なので、
記憶とか意識というのも
水に非常に関係が深いのではないか...】

という
水の研究者の
お話を聞きながら、
 

大林宣彦監督の
映画『水の旅人 侍KIDS』を
思い出していました
 

山崎努さん演じる
一寸法師のような
小さな侍【墨江少名彦】が
水の精として
海を目指して旅をするお話

そこからの着想…… 
【水が記憶を宿して
地球を循環しているとするなら…】
 

【私たちの体に
摂取された水も
その個体から受け取る
情報を記憶し、
地球をめぐる
大いなる旅をしているとするなら…】
 

胸が高鳴りました

11年ほど続けている
音読の効果として
感じていることは、
 

作者やその作品に携わった人々の
エッセンスを通して
世界を観察するように
なったということ
 
 
例えば、
小林一茶の視点で
小さな小動物を擬人化してみたり、

世の中の生きづらさを感じたとき、
夏目漱石の視点で
そこを創造の起点として作品を
生み出したり、

早朝に響き渡る
カッコウの声に対して
松尾芭蕉の視点で
直接音を表現しないで
音を伝える方法を模索してみたり

 
彼らのフィルターを通して
世界を見渡し、
この世界と戯れているいるような
そんな感覚を
覚えるようになりました 

この感覚を
もたらした要因を
自分なりに研究してきました

それが「音」だったのです

水の研究者のお話でも、
「振動というものが
水の性質を変える」
というお話がありました
 

音読を通して
体に起きる振動が
骨に響き、
【骨導音】になります

音読をするときに
声帯や口腔内を通して生まれた音が
背筋を伸ばして発声することで
背骨が大きく共鳴し
人体の骨格全体に伝わり、増幅され
脳に共鳴反応をもたらします

「耳のアインシュタイン」と呼ばれている
フランスの音響心理学者
アルフレッド・トマティスは
「脳のエネルギーの90%は
音によってつくられている」
と述べています。

音が脳や体に影響を
与えているというのです。

その脳は7割程度が水で
できている。

音読という振動を通して
水、そして人体に
どういう影響を
及ぼし続けてきたのか

 
音と水の関係は
非常に興味深いと
感じました
 
 

過去の情報への
アクセスは人間のDNAや
集合的無意識から
引き出されるものだとばかり
思っていましたが、

地球を循環しながら、
旅をしている水が
あらゆる媒体から受け取った
記憶を宿しているなら、
 

そこから、
どんな情報を
取り出せるのだろう

水は宇宙空間も
旅をするという説も
あるので、
 

意識の境界は、
【わたし】という
個人の肉体に限らず、
 

果てしなく
広く
遠い世界の記憶を
わたしにもたらしてくれる
媒体であるということに
興奮を覚えました

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