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当時の日記より3@2008 5/5
イレッサの副作用で食べられる物が日によって変わるのは仕方ない。昨日までオッケーだったものが今日食べられなくなっても、闘病してるのは私じゃないんだからそこは大目に見る。
いやそれにしたってさ。
強烈な偏食の姫(母)。どうしていいのか私は本当に分からない。先日、干物と言われてほっけを買って文句言われたから今日はちゃんとアジを出した。箸をつけたのは三口だけ。
「もういらない」
だいたい朝ごはんなんて納豆に味噌汁だけでもいいと思っているのに、姫は納豆が嫌い。
昼食に焼きそばを作ったら美味しいと食べていた。でも夜になって
「今後、油を使う料理は出さないでくれない?副作用で気持ち悪くなるのよ」
油?油使うなと?
さらさらと口に出来るものが楽じゃないかと思ったところで、姫は「お茶漬け、雑炊、おかゆ」が嫌い。要するにご飯はご飯でなくてはならないのだ。水分を含んだものはごはんと認めない。一つルールの姫。
めんどくさっ。
「だったらご飯に漬物は?」
「何言ってるの?漬物はお茶請けであってご飯のおかずじゃないでしょうっ」
むかつくむかつく!!
「じゃ何が食べたいの?」
「卯月が見てあぁこれ美味しそうだな、お母さんに食べさせたいなぁと思ったものを買ってきたらいじゃないの」
ふざけんな、だったら黙って食え!
1日の受診の際、主治医と偶然廊下で遭遇。姫が傍に居なかったので病状について立ち話をしたのですがその時まさかのダウンステージを告げられました。(ステージ4からステージ3へ。つまり末期ではないと)私の衝撃はすさまじく、ますます終わりのない迷路に迷い込んだよう。この頃の私、荒れてました。笑