当時の日記より20@2009 2/20
昼食の支度をしようと階下に。すると姫(母)が
「食べる物、何もないのね」
猛烈に腹が立った。
「今から姫の食べたい物を買いに行く。どっさり買ってくるからもうその台詞言わないでよ。さぁ何が必要?」
「チーズ」
「ねぇ、私は毎日同じ質問をしているよ。副作用で食べられる物が変わってしまうのは仕方ない。そこを責めてるんじゃない。これだったら口に出来そうだと思うものを言ってよ。この家の中は食べる物で溢れかえっているのに、毎日毎日「食べる物がない」って言われ続ける私の気持ちになってみてよ」
「カップ麺」
姫は副作用云々以前にカップ麺が嫌いで食べない人でした。
「ここを見て。カップ麺大量にあるよね。もともと食べないのに欲しがって買った結果がこんなだよ。どうしてこれを見てるのに何もないって言っちゃうの?」
「そこを見てないから」
いやいやもう限界なんだけど。
デパ地下でよく売ってるサラダの量り売り。あれだって同じものしか食べない。しかも必ず二口で終わる。日々の観察でそれに気づいたから、お金が勿体ないので100gしか買わないことにした。それが視覚で捉える姫にとっては許しがたいらしく、みみっちいだのケチだの貧乏くさいだのと責められる。食べきれるかどうかではない。目の前にゴージャスに並んでいることが姫には重要なのだ。
食べ物バトル、一体いつまで続くのだろう。