当時の日記より6@2008 5/11
章子のお母さんがやって来て話に花が咲いた模様。そのテンションのまま「気分がいいから夕食は私が作る」と言い出した。肋骨折れてるのに。まぁ私はラク出来て助かる。
すると舌の根も乾かぬうちに「疲れた、横になる」そそくさと布団へ。ぬか喜びさせられた。
布団の中から呟く。
「今夜の献立は何?」
「野菜。だってそれしか食べられなくなったって言ったじゃん」
「もう魚は平気になったわよ。あ、でもだからって何でもいいってわけじゃないわよ。アジの干物にして。」
何をきっかけに食べられたり食べられなくなったりするの?そんな日替わりメニューみたいな副作用があるの?
ムカついたので無視してアスパラを茹で始めた。すると
「アスパラって茹でるより炒めるほうが美味しいのよ。次からはそうしてよね」
油を使った料理を出すなって言われてたよ、何言っちゃってんの。
物のない時代に育ちながら物が無いという経験をしてこなかった姫(母)。当然ながら食べ物の有難みを感じない。「美味しくなければ捨てたらいいのよ」という考えだ。
先日も有名店のせんべいを一箱購入し(高かった)、一枚食べて(正確には食べきってない)「私の口に合わなかったわ」と豪快に残り全てをごみ箱に投入。買い物中、目に留まった食品を無計画に購入しては使わずに腐らせたり、賞味期限切れで捨てるの繰り返し。
必要な物を必要な分だけ買う私を「みみっちい」と非難。買い物を頼まれて戻って来ると「なんで頼んだ物しか買ってこないのよ。私はあなたをケチな人間に育てた覚えはないわよ。美味しそうな物を私に買って帰ろうとは思えないの?」
買い物から戻る度にこう言われるのが嫌で何か一つくらいは買う。大抵気に入らなくて文句でお返しされる。一体どうしろと?
食べたいと言ったアジの干物だって二口食べて「美味しかったぁ。もう要らない」と豪快に三角コーナーへ放り込む。なんとか阻止して翌日出したところで「なんで残り物を、同じ物をまた並べるのよ」と口をつけないからどっちにしたってゴミ箱行き。
ここは個別収集だからどの家からどれだけのゴミが出ているか一目瞭然。我が家は可燃ゴミ収集袋の一番大きいサイズが一度に最低2つ出る。しかもものすごく重い。
こんな勝手なヤツの食事を毎日三食作っている。ケチだと言われる筋合いはない。ふざけるな。