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当時の日記より23@2009 3/16

一年程前にデパートから宅配便が届いた。買い物狂いの姫(母)はデパートに足を踏み入れるとテンションが上がってしまって買いまくるが、それを全て配送させる。荷物の送り状に書かれていた『バッグ5個』に苛立ったが、帰省の時期と重なっていたので親戚のお土産にするつもりだろうか。苦々しく思ったものの、姫のやることなすこと口をはさむのはどうかと何も言わずにいた。

ところが開封することなく放置し、ようやく最近になって箱を開けた。その経緯を買い物に同行した友人へ電話で伝えている。

「何処にしまったのか忘れちゃってたんだけど、見つけたわ。取り出してみたんだけど私ってこういう安物を持ち慣れてないじゃない。やっぱり安い物ってそれなりなのよ。値段を知っているだけに使うのも恥ずかしい。そうそう、この前買ったカットソーもすごく安かったわよね。もとは高いお洋服だったけど、その割引率を知っているだけになんだかねぇ。正規の金額で買っていればまだ良かったけど安くなってから買ったものなんてなんだか着る気になれないわ」

だったら買うなよ、バカ!!

当時の私は何かにつけてネットで検索。似たような事例を探し出しては気持ちを静めていた。それしか感情を収める方法がなかったのです。

アスペルガーのお金の使い方について検索していたらある精神科医のブログがヒットした。そこには「新品、高級品へのこだわりが強い。こだわりの部分に関してかかるお金は別会計という認識を持つ傾向があり、お金の使い方について人から指摘されるとキレることが多い」

姫そのものですけど...。

私はどんな運命を背負うためにアスペルガーの親元に生まれ、こんな思いをしているのだろう。何かの罰ですか?





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