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当時の日記より52@2009 9/24

やっと入院日になった。看護師長に会ったので二人で立ち話。麺類ほぼ拒否、でもお昼は麺!の経緯を話したら大爆笑。そして

「私はアリムタの投与から大体何日目に下痢をするから...って次の入院中に下痢する日を決めてた」

更に爆笑。

私はもともと便秘気味。そんなもんだと気にも留めてこなかったが、介護者として体調を整えておかないといけないことを実感し、ダノンビオを毎日食べ始めてふと思った。頭が痛い気がする、めまいが起こる気がする。気がする病の姫(母)を暗示にかけてみようと。

「これ食べるようになったらお腹の調子がいいなぁー」

毎日呟いていたら案の定ノッてきたのだ。これがまた効果絶大で、退院中一度も腹痛騒動がなかった。その件も報告すると

「よし、ダノンの魔法ね。私たちもかけるから安心して」

本当に手間のかかる患者だ。

9/28

入院中、また私の負担が一つ増えた。それは着替え問題。下着に関してはいつも日数分の替えを持参。パジャマはシーツ交換に合わせて着替えるのがなんとなく目安になっていた。

ところがめまいを怖がってシャワーに行かない日が増えた。清拭してもらうことも。看護師さんは毎日変わるから毎日聞かれるのだ。

「パジャマ替える?」

聞かれたらうんと言ってしまうのが姫。

そうじゃなくても海外旅行か?引っ越しか?というくらい、毎回とんでもない大荷物で入院する姫。この頃はアリムタ投与の為、7~10日程度の入院。次の投与まで自宅療養というサイクルでした。パジャマは2着あれば良いと姫自身が言ってたのですが、もう1着持って行くと。こんな風に荷物は増える一方でした。もちろん当の本人は何も持ちません。車椅子で病室まで姫を運び、あとから巨大な荷物を運び入れるのも全て私です。

そして入院から1週間も経過していないのに、3着目のパジャマを着ていた。なおかつ事も無げに言い放つのだ。

「パジャマの替えがもう無いじゃないの!靴下も足りないわよ」

自分で荷造りする体力がないため私が代わりに行い、全て広げてお伺いを立てるのだ。だから荷物の中身は全て本人が把握しているのにも関わらず、私が悪いかのようなこの物言い。

更にレントゲン検査で1Fに下りる日は外来患者に混ざるからパジャマでは許せない。わざわざ高価なカットソーに着替えるのだ。といっても下はパジャマだから逆にみっともない。幾らそう指摘しても聞く耳を持たない。

くだらない見栄にふりまわされて、私はいい迷惑だよ。




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