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当時の日記より17@2009 2/16

昨晩の救急車騒動に疲労困憊。寝たのは5時だが8時半に目覚める。

それまでなんてことなく会話をしていた姫(母)が、崩れるように意識を失っていく姿を初めて目の当たりにした夫は大打撃を受けた様子。

「あんなふうにいきなり倒れる状態を卯月はこれまでずっとひとりで対処してきたんだな。いや、大変だ」

この先あと何回起こるのだろう。恐怖しかない。

留守番させるのが難しくなり、買い物はネットスーパー中心になった。これなら本人が食べたい物だけを購入出来るはず。ところが、これが毎回喧嘩の要因になっていった。

「食べたい物言ってみて。注文するから」

「お魚はねぇ、この間の太刀魚はやめてよ。あれ嫌いだから」

「食べられない物は言わなくていいよ。食べたいと思った物だけ言ってくれる?」

「お魚だったら何かなぁ。ブリかな、アジも平気だと思う。あ、生ものしか言っちゃいけないんだったっけ?干物って言いたいけど言っちゃダメよね」

「生ものだろうと干物だろうと食べたい物を言ってよってお願いしてるの」

「あ、そうそう。この前プリン頼んだじゃない?悪いけど副作用でプリンがダメになったの。あれグリコだった?私が食べられないメーカーなのに卯月が買ってきちゃったから気持ち悪くなったのかも。」

「姫が食べたいって言った雪印のプリンを買ったよ。ねぇ、いいから食べたいと思う物を言ってよ。食べられなくなった物のことは今聞いてないから」

「やっぱりプリンは食べたいのよね。あとハム!あとはヤマザキのパン」

「昔からヤマザキのパンは食べなかったよね。お願いだから食べられる物を言ってよ」

以下延々とこの調子。もうどうしていいか分からない。


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