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辛いつわりをやり過ごすためにやっていたこと

妊婦生活の中で、本当に一番辛いと思ったのは、妊娠初期のつわりだった。

わたしは現在妊娠後期。これからまだ何が待ち受けているのか分からないし、これからどうなるのかも分からないけれど、現時点でこの数ヶ月にわたる妊婦生活を振り返った時に、本当にしんどかったのが妊娠8週~12週くらいにかけてのつわり。

何をしていても、何もしていなくても勝手に涙が出てくる。情緒もバグっているし、身体もしんどい。お腹は大きくないのに、とにかく気持ち悪くて、自分の身体に何が起こっているのかも訳がわからなくて、いつもは好きなご飯だって食べられない。

人生でもう二度と経験したくないことって何?って聞かれたら、間違いなく「つわり」だと答えるくらい、本当に本当にしんどかった。(でも、今後の家族計画を考えると、あと2人くらいは子供が欲しいので、まだこのつわりがあと2回待ち受けているのだと思うと本当に遠い目になってしまう……もう味わいたくないのに……)

「つわり 乗り越え方」「つわり しんどい 楽にする方法」なんかでググってみたけれど、結局何も効果はなかった。何を試してもしんどいものには変わりなかった。

つわりって、乗り越えられるものではない。もうひたすらに、ただただやり過ごすものだった。とにかく横になりながら、しんどい気持ちに耐えながら、時間が過ぎるのを待つ。早くつわりが終わってくれるのを祈りながら、時が過ぎていってくれるのを待つ。それしかわたしには出来なかった。

ただ、お家のお布団の中でただずっと天井を見ているだけだと、本当に時間はゆっくり流れる。しんどい時間ほど早く過ぎ去って欲しいのに、何もしない時間っていうのは無情なほどに流れが遅い。

そんな時に時間をつぶすためにやっていたことがいくつかある。今後の自分のための備忘録としてそれをここに書き残しておく。

noteを書く

まずはこれ。noteを書く。なんだかんだでその時の気持ちとか、こんなにしんどいと思っていること、妊娠した時にどんなことを思ったのか等々、リアルタイムで残すからこそ書けることがあるなと思っていた。だから、しんどいなぁって思いながらも、お布団の中から携帯でぽちぽちと自分のその時の気持ちを綴っていた。

このnoteもそう。これは本当にお布団の中で涙を流しながら書いていた記憶がある。まだ周囲の誰にも妊娠は伝えていないから、話す相手もおらず、しんどさもひたすら自分で抱えるしかない日々。そんな時の自分の感情のはけ口として、文章を書くという手段を持っていて、本当によかったと思った。

家族と電話をする

この時期、妊娠は誰にも伝えていなかったけれど、唯一伝えていたのが、自分の両親と妹。どうしてもしんどい時、既に出産をして子育てをした母に電話をして話を聞いてもらったり、医療関係(特に産科関係)のITエンジニアの職経験のある妹となんでもない話をしてみたり。
ひたすらお家に1人でいるから、誰かと話が出来る時間って、本当にありがたかった。なんでもない話をしていても、一瞬で時間が過ぎていく。何気ない電話ってこんなにも大きなものだったんだってすごく思った。しんどすぎて電話越しで泣いたりもしてたなぁ。

携帯ゲームをする

とにかく、何かをしていたかった。寝ながら出来る何か。そして頭を使わなくても良い何か。そしてたどり着いたのが携帯ゲームだった。
携帯ゲームって、結局は何も生み出さないのに、時間だけがただただ過ぎていって、人生の浪費じゃん…って思って手を出していなかったのだけれど、この期間に限ってはちがう。とにかく時間が過ぎ去ってほしかったわたしにはぴったりだった。
ただ、タイムトライアルとかがある系のゲームはちょっとしんどくなりそうだなって思っていたから、のんびりのほほんと出来る系のゲームが良いなと思って、育成ゲーム的なものばかりをやっていた。

その時に書いたnoteにもあるのだけれど、「ほしのしまのにゃんこ」でひたすらにゃんこを育て島を開拓してみたり、「ディズニー マジックキングダムズ」でディズニーランドを作ったり、「アビスリウム」で海の生き物たちを育てたり、そういうことばかりをしていた。
ゲームって時間がすぐに過ぎるから、本当に助かった記憶。

この時期にダウンロードしたゲームたち、つわりがマシになって以降は全て潔くアンインストールした。めっちゃ育成できてかなりレベルも上がっていたけれど、これは一生終わりがないやつだと思って。

YouTubeを見る

お布団から出たくなかったし、携帯を持つのもしんどい時は、枕元に置いていたiPadで動画をよく見ていた。
本当は映画とかを見たかったりもしたのだけれど、2時間も見てられる気がしなくって、数分~数十分でサクッと見られるYouTubeは本当にぴったりだった。

つわりがしんどい時期は本当に何も食べられなかったので、代わりに誰かがたくさん食べている動画を見て、自分もご飯を食べた気になっていた。動画だと匂いもないから気持ち悪くもならなかったし、お家に1人でも、画面の中のユーチューバーの方が話しかけてくれるので、寂しい気持ちも紛らわすことができた。

特に見ていたのがロシアン佐藤さんのチャンネル。食べるものはご自身で調理されているのがほとんどで、食べ方もすごく綺麗、そして何よりおいしそうに食べられるのが見ていて気持ちが良い。

ご飯が食べたいのにどうしても食べられなかった時、自分の代わりに食べてもらっているような気分になっていた。人が食べているのを見ると「わたしも何か食べられそうな気がするぞ…?」なんて思ってきたりもして、ちょっと落ち着いてきたタイミングで、動画で紹介されている調理方法で少しご飯を作ってみたりして、少しずつ少しずつ食べられるようになっていった。
YouTubeに大感謝。

とにかくやっていたのはこの辺り。この辺をずっとループしながらひたすらに時が過ぎてくれるのを待った。本当に辛かった。何度も言うけど、出来る事ならもう2度と経験したくない。

妊娠後期の今、これから待ち受けている臨月や出産、新生児育児と、きっともっと大変なことがたくさんあるんだと思っている。

きっとどれも乗り越えるなんて大層なことは出来なくて、とにかくその期間が過ぎるのを待つ、みたいな「やり過ごす」ことしか出来ないんだろうなって思っている。

無理はしない。抵抗もしない。とにかく待ち受ける未来をただただやり過ごし、受け流し、母子ともに健康で元気に生きていられさえすればそれで良い。
そんな気持ちで過ごしていこうと思う。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。

 

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あやめし
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