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久しぶりのコンサート、初めてのディズニーオンクラシック。

幼い頃から、音楽が身近にあった。
両親が音楽に携わっていたわけでもなんでもなく、ごくごく普通の一般家庭ではあったけれど、小さい頃からトイピアノで自分の曲を作って演奏し、サンタさんにはオカリナをもらって吹き、好きなテレビ番組は"題名のない音楽会"という幼児だった。

年に数回、お母さんに連れられて行くクラシックのコンサートが、昔から大好きだった。目の前でオーケストラの生演奏。ピアノコンチェルトにバイオリンコンチェルト。有名な作曲家の名前も全く知らなかった頃から、クラシック音楽はとても身近なものだった。

だけど、社会人になってから、クラシックを聴きに行く機会がめっきり減ってしまった。

日々の忙しさに忙殺されて、自分でわざわざクラシック演奏会のチケットを取って、聴きに行こうという能動的な気持ちになれなかった。というか、なんかそういうの、すっかり忘れていた。
それでもずっと、自分でピアノを弾くことはずっと続けてきた。レッスンに通っていた時も「ポップスよりもクラシックが弾きたいです」とコーチに伝え、ショパンだったりリストだったりモーツァルトだったりを弾いていた。

音楽に近づいたり、遠ざかったり、距離感は色々あれど、やっぱり好きなことには変わりなかった。

最近、心に余裕が出来たのか、無性にクラシックの演奏会に行きたい気分になった。そんな時にふと目に留まった演奏会があった。

それが、ディズニーオンクラシック。

そうじゃん!これがあったじゃん!
わたしが大好きなディズニーの、クラシック演奏会。ずっとずっと行ってみたかったけれど、なんかいつも機会を逃してしまって、行けていなかった演奏会。

ということで、先日初めて、ディズニーオンクラシックに行ってきた。

久しぶりのフェスティバルホール。赤い絨毯を踏みしめながら会場に入った。
ステージにはたくさん並ぶ椅子。すでにスタンバイされているパーカッションの楽器たち。
客席が暗くなり、ステージに明かりがともる。オーケストラジャパンの皆さんが舞台袖から入ってきて席に着く。コンマスの方が奏でるAの音から始まるチューニング。

うわぁ、クラシックのコンサートだ!!!

とっても高揚した。

そして始まった1曲目、ファンティリュージョン。何度も何度もCDで聞いたディズニーのパレードの音源が、今目の前で生で演奏されている。それだけでもう泣きそうになった。

どれもこれも全部、知っている曲だった。コロナ前に東京に住んでいた頃、年パスを買ってディズニーに通っていたあの頃にやっていたショーやパレードの音楽。アトラクションの音楽。それが目の前で演奏されていて、感動が止まらなかった。

特にワンスアポンアタイムの演奏。今はもうやっていないキャッスルショーの音楽が、スクリーンに映し出される映像と共に演奏された時、こらえていた涙が頬を伝ったのを感じた。周りを見たら、みーんな泣いていた。それくらい、感動的だった。

2部はラプンツェル。1時間半ほどかけて、映画のそのまんま、演奏してくれた。シンガーの方が歌い、踊り、スクリーンには映像が映し出され、もちろんバックの音楽はオーケストラの生演奏。とても豪華なものを見てしまった。
ラプンツェルは、今まで何度映画を観ても泣いたことなんて1度もなかった。それなのに、もう内容も全部知っているはずなのに、生演奏のラプンツェルを目の当たりにして、涙が止まらなかった。めちゃくちゃ感動した。

ディズニーオンクラシックがこんなに泣けるものだなんて知らなかった。
やっぱり、音楽の力はすごい。生演奏のオーケストラはすごい。

東京から大阪に越してきて、ディズニーが遠くなっちゃったなって思っていた。だけど、大阪にいてもこんなにディズニーの世界を感じられるイベントがあるんだってことに気づけたのが、すごくすごく嬉しかった。

少しだけ遠ざかっていたクラシックのコンサート。
これを機に、もっと他の演奏会にも足を運びたいなって思った。

そして、まだ0歳の娘ちゃんがもう少し大きくなったら、一緒に連れて行ってあげたいなって思った。わたしが幼い頃、お母さんに連れて行ってもらっていたみたいに。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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