ずっと、同じところを回ったまま
当たり前のように日常が過ぎてく。
6時半に起きて、身支度して家を出て、仕事して帰宅して、夕飯を食べてお風呂に入って、23時半には就寝する。
次の日はまた6時半に起きて、身支度して家を出て仕事して……
その繰り返し。ずっとずっと、その繰り返し。
今までも同じ日常の繰り返しだったはずなのに、なんだか急に「本当にこれでいいのか」って気持ちになった。
こうして、一瞬で1日が終わっていく。旦那とふたり暮らし。幸せな毎日のはずなのに、なんだかすごくもったいない時間の流れ方をしているような気分になる。
いや、旦那とふたり暮らしになったからこそ、この日常が、この時間の使い方が、もったいないと感じるようになったのかもしれない。
「会社から卒業したい」
今まで、何度も何度も思った。それこそ、もうここ3年くらい。
それでもわたしは動き出せなかった。ベンチャー気質と言いつつも、かなり大手のわたしの勤める会社。
辞める辞めると何度も口に出し、それでもマネージャーに辞表を出す決心がつかず、気が付けばもう5年目の夏。
今度こそ辞めようと心に決めたのは今年の2月だった。このまま今の仕事をずっと続けていくイメージが湧かなかった。
そんな中、コロナがやってきた。3月に予定していた結婚式は延期になった。コロナの影響で、異動の辞令が出た。東京本社勤務から、大阪勤務になった。
事業部が変わった。仕事の内容もガラッと変わった。外勤営業だったのが、内勤になった。標準語で話していたのが、関西弁が溢れる環境になった。旦那との遠距離恋愛が終わった。
当たり前のように時間が流れていく今。こんな時間の使い方で良いのだろうか、と思いつつも、心のどこかで「辞めなくてよかった」と思っている自分がいる。
正直、今の仕事が楽しいかと言われれば、そうだと答えることはできない。
だけど、こんな世の中になりつつも、わたしには仕事がある。お給料も変わらない。むしろ上がった。異動のタイミングで昇進もした。いわゆる栄転、だったのかもしれない。
景気がどうなろうとも、わたしの会社には仕事がある。内容は変わりつつも、好景気でも不景気でもなんとかなるような事業モデルになっている。
あんまり魅力だとも思っていなかった「大手の会社に勤めている」という事実に、感謝している自分がいた。
「今度こそ辞めよう」「もう少しここで頑張ってみよう」
そのはざまを、永遠と行ったり来たりしているわたし。今もずっと、宙ぶらりんのまんま。
わたしはこれからもこのまま、もったいないと時間の使い方をしていると感じつつ、この暮らしをしていくのだろうか。
本当に、わたしはこれでいいんだろうか。
答えはまだ、出せていない。
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