「○○だけど好き」って言えるようになったら、きっとそれは愛なんだと思う

「彼のどこが好きなの？」

そう聞かれたら、わたしは必ずこう答える。

「全部」

これは、ただの惚気とかではなく、いや、うん、全部好きなのは正直な気持ちなんだけどさ、別に彼のことがめっちゃ好きなんですアピールとかそういうのではなくてね、うん、めっちゃ好きなのは事実なんだけどね。

わたしがこの「どこが好き？」っていう質問をされたときにあえてこう答えるのは、自分のためだったりする。

どういうことなのかというと。

「彼の○○なところが好き！」とかそういうのが言えるとね、なんだかそこが好きでなくちゃいけないみたいな、マスト感にとらわれてしまう気がして。

人の好みなんてさ、長い年月経てば変わるじゃん。だから、○○だから好きの○○って、今後も好きとは限らないわけで。

好きな人の○○が好きっていうのを明確に持ってしまうと、自分の心境の変化が起きたときに、その○○がもしかしたら嫌な部分になってしまうことだってある。そうなると、好きだった部分がなくなっちゃうわけだから、その人のことも好きになれなくなってしまいそうな気がしていて。

だから、わたしはあえて「全部が好き」って言うような気がしている。

良いところも、悪いところも、たくさんたくさんあるけれど、全部ひっくるめて彼という人間が好きっていう意味を込めて、「全部好き」。

「○○だから好き」じゃなくて、「○○だけど好き」って言えるのって、すごく素敵だなと思っていて。

こんなに悪いところも、ちょっと我慢できないようなことも、気にくわない部分もあるんだけど、あるんだけどさ、好きなんだよねぇ、みたいな。
そんな好きには、もう何も叶わないような気がしていて。もう、そういうのって恋っていうより、愛だなって思ったりもして。

わたしの彼は自分勝手だし、自由人だし、わがままだし、世界は自分を中心に回っているって思い込んでいるところがあるような人だけど、それも含めてわたしは彼のことがすごく好き。100点満点中、3765点くらい好き。だから、これは愛。って、勝手に思ってる。

こんなの書いてたら会いたくなってきたわ。

こういうときに遠距離ってもどかしい気持ちになるね。

今日もおつかれさまでした。

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