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ライブ前に聴き込みたい!ゆずっこ歴21年のわたしが語るアルバム『図鑑』全曲レビュー

大好きなゆずのライブを明日に控えた今、ライブ当日を最大限楽しめるように、何度も何度も最新のアルバムを聴いて、気持ちを高めている。

CDの歌詞カードを左手に、ファンクラブ会報誌『ゆず誌』のアルバム全曲解説ページを右手に、耳にはイヤホンをして、ゆずの音楽に浸る。「この曲はライブで聞くとどうなるんだろう?」「どんな演出で演奏されるのだろう?」と、ライブ前の今だからこそ思い描けるあれこれを考えながらアルバムをじっくりと聴く作業はとても楽しい。

1曲ごとに「これはこうじゃない?」「ここめっちゃよくない?」という感想がふつふつと湧いてきて、「これは文章で残しておきたいなぁ」とふと思った。だって、これ、ライブを見た後だったらまた感想が変わっちゃいそうだから。まだライブを見る前の、アルバムだけを聴いた今の新鮮な状態の気持ちを、ここに綴っておこうと思う。

というわけで、ゆずっこ歴21年のわたしによる、勝手にアルバム『図鑑』全曲感想言っちゃう会、始めます(需要とか知らない)。


Overtune -harmonics-

アルバム冒頭のインストゥルメンタル。ピアノから始まるメロディーを聴いて「これ絶対ライブの最初に流れるやつだ!」と想像。ライブ前のいつものラジオ体操が終わって、会場が暗くなって、ステージのスクリーンに今回のアルバム『図鑑』のアートワークを髣髴とさせる映像が流れながら、かかってる曲、多分これ。この曲が終わった頃には、もうゆずの2人がステージ上にいるんでしょ、きっと。それで「ワ~!」と拍手と歓声の中、ライブの1曲目が始まる。そんな気がする。そんな気しかしない。

図鑑

アルバムの表題曲、図鑑。曲の出だしからAメロまでを聞いたときは、「アルバムの1曲目っぽい!」と思った。なんというか、2006年にリリースされたアルバム『リボン』の1曲目「リアル」みたいな雰囲気。と、思っていたら、その後曲がめっちゃ展開していって、「え!全然ちがう!今までのゆずの曲と全然ちがう!」とその手数の多さ、みたいなのに圧倒された。これが図鑑なのか、と。この曲を最後まで聴いて、アルバムの意図と、この曲の意図を一気に理解した。1曲の中でどんどん展開されていく感じに、めちゃくちゃ図鑑を感じた。色んなジャンルがたくさん入っていて、それで1冊が完成しているのを、1曲で見事に表現しているし、このアルバム自体がそういうものなんだろうと思う。これがライブでどう表現されるのか、すごく見どころな気がする。どのタイミングで歌われるんだろう。本編のラストとかだとアツい。

伏線回収

ドラマ「南くんが恋人!?」の主題歌。明るくポップな曲。さわやかで軽い感じ。この曲に振り付けがある時点でライブで歌われるのは確定演出。InstagramでもTiktokでも他の色んなアーティストとコラボして北川さんが躍られていたので、これ、絶対盛り上がるんだろうなと思った。この曲が始まる前に振り付けレクチャーがきっとあって、みんなで踊りながらどんどん盛り上がっていく感じね。この曲があって、その次にしっとりとした曲があって、その後急に夏色とか来るんじゃない?ライブの展開的に、と予想。
で、この曲、聴きながら「お?」って思ったのが、他のゆずの楽曲よりも圧倒的にハモリが少ないこと。あえてのユニゾンなのかな、めっちゃメロディーラインが際立って聞こえる。歌い出しから、北川さんのメインに寄り添うように岩沢さんが1オクターブ上で同じラインを歌ってるの、良い。ゆずの中で最もユニゾンしている曲なのでは?と思うくらい、ハモリが最小限なので、ゆずっぽい曲なのに新しい感じ。

Chururi

新しい曲のはずなのに、日産サクラのCMに起用されているがゆえに、すでにめっちゃ聴き馴染みがある。「ずっと前からあったよね?」と思えるくらい、大衆に馴染んでいる気がする。イントロの「ちゅるるっちゅちゅるるちゅ」って、思わず口ずさんでしまうし、多分ライブでも一緒に横に揺れながら「ちゅるるっちゅちゅるるちゅ♪」って歌っちゃうんだろうなと思う。

花言霊

アルバムっぽい曲。これは、シングルのカップリングとかではなく、アルバムの中に入る1曲だ!という感想をまず抱いた。この図鑑のアルバムの中の1曲にふさわしいと思える楽曲。出だしはダークな感じなのに、サビでパーッと光が差すような雰囲気になるのが印象的。サビは岩沢さんの高音から始まるのだけれど、いつもの岩沢さんの高音イメージにある「パーン!」と遠くまで届くような高音の出し方ではなくて、なんというか、向こうからきてわたしたちを包んでくれるかのような高音の出し方(表現むずい)をしていて、それがとても新鮮だった。ライブのときにどんな歌い方がされるのかすごく興味深い。めっちゃ図鑑っぽい曲だから、ライブでは外せないんじゃないかな?と勝手に想像。絶対に歌って欲しい。ライティングでめっちゃ雰囲気出してくれそう。

Frontier

あれ?これまだアルバムに収録されてなかったっけ?と思った曲。ここのところのライブで何度か演奏されていることもあって、振り付けも完璧なゆずっこ、多いのでは?この曲を踊るためにライブグッズにフラッグがあるんでしょ?もちろん買いますよ?
歌詞が詰め込まれすぎて、これをちゃんと歌えるのがすごい(当たり前ではあるけれど)。わたしだったら噛みそうになっちゃう。イヤホンをしてよく聴いてみると、バックに色んな楽器が使われているのが分かる。途中でケルト音楽で使われてそうな音が聞こえてきたので「お?」と思って、歌詞カードの最後のページのクレジットを確認してみたら「Fiddle」の文字。調べてみたら「カントリー音楽、アイリッシュや北欧の民族音楽なので演奏される楽器」ってでてきて、「お~やっぱり!」となった。音のバリエーションが多くて、聴いているだけで楽しい曲。

つぎはぎ

ブルースのようなかっこいい出だしで始まったと思ったら、サビでポップになる感じが絶妙。出だしは2000年にリリースされたアルバム『トビラ』と少しダークな感じっぽいな~と思いながら耳を傾けていたら、明るい展開になっていくのが予想を裏切られて好きだった。AメロやBメロの最後の1フレーズで岩沢さんが北川さんのオクターブ上をユニゾンで歌ってくれる感じが特に好きすぎるポイントだった。
この曲は、アルバムの中で唯一の岩沢さん作詞作曲の曲。え?本当に?岩沢さん曲この1曲だけなの?わたしもっと岩沢さんの曲欲しいんですけど!!!と、声を大にして言いたくなるみぎっこのわたし。
歌詞の最後に「12時回ってんだ 何を考えこんでる …すぐに寝よう ナイス判断」ってのがあって、時計を見たら本当に12時を回っていたから寝ようと思った。

SUBWAY

ギターとハープで始まる感じが、路上ライブ時代を髣髴とさせて、長年のゆずっこを懐かしい気持ちにさせる1曲。ハモリの感じとかも、いつものゆず。いつものゆずがいつものゆずっぽい曲を歌っていると思いきや、後半になるにつれて使用される楽器も多くなり、どんどん盛り上がっていく。でもどこなく全体的に「むき出し感」があるのが良い。ライブのラストに演奏されたら余韻でいっぱいになりそう。

十字星

壮大。ストリングスが効いてて、ギターとハープ始まりだった「SUBWAY」とめっちゃ良い対比になっている気がする。北川さんパートと岩沢さんパートがころころ入れ替わるので、聞き応えがある。どっちがメインとかじゃなくて、ゆずの2人で、新しい曲を歌っているって感じ。明るくて、壮大で、希望たっぷりの曲って感じ。

Inerlude -harmonies-

最初に流し聞きしたときに、次の曲「ビューティフル」のイントロかと思った。「アルバムverで手の込んだイントロ加えたんだなぁ」と思っていたら、これだけでひとつのインストゥルメンタルだった。アルバムの楽曲としても成立しているし、次曲のビューティフルの前奏としても成り立っている。

ビューティフル

テレビで何度も披露されているし、ライブでも既に演奏されている楽曲。最初は「また力の入った曲来たなぁ」くらいにしか思っていなかったのだけれど、Kアリーナのこけら落としで演奏されたときのパフォーマンスが圧巻すぎて、開いた口がふさがらなかった。衝撃作。すごい。音源を聴くだけじゃなくて、これがまた今回のライブでどんな表現をされるのかがすごく楽しみ。

(Kアリーナの圧巻のパフォーマンス映像はこれ↓)

というわけで、ゆずの最新アルバム『図鑑』の全曲勝手に感想文でした。

この文章って、絶対にライブに参加する前の今しか抱けない感想だなと思ったので、書けて満足。ライブパフォーマンスを見た後だったら、きっとまた色々と感じ方が変わるんだろうだろうなと思うから、その変化もまた楽しみたいなと思う。

あ~ライブ楽しみだな!!!!!!


過去のライブレポはこちら↓


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あやめし
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