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やれば出来るって分かってるけど、苦手だからやりたくない

わたしは料理がとても苦手だ。

なんだか分からないけれど、どうも失敗してしまう。レシピ通りに作ってるのにうまくいかないことも多々ある。どうしてなんだろう。

料理においての成功体験が少なくて、いつもキッチンに立つと自信が喪失する。「わたしなんかが作れるのだろうか…」と思ってしまう。でもきっと料理の成功体験が少ないのはキッチンに立つ回数がそもそも少ないからなんだと思うけど。

料理をすること自体がもっと楽しいって思えるのならばきっともっと良い気分でキッチンに立てるんだろうなって思ったりもする。だけど「わたしは料理が苦手なんだ」ってものすごく思い込んでしまっているから、せっかく出来上がった料理でも「これはおいしくないかもしれない…」なんて思ってしまう。

今日は久しぶりに料理をした。デザートとしてプリンを作ることは何回かあったけれど、ご飯を作るために自宅の台所に立ったのはものすごく久しぶり。というか、昨年11月に入院して以来自分で料理を作っていなかったので、4か月ぶりとかかもしれない。

毎日旦那さんに「今日は何食べたい?」って聞かれる度に「いつも作ってもらってなんだか申し訳ない……でもわたしはあなたのお口に合うようなおいしい料理は作れない……そんなスキルは残念ながら持ち合わせていない……申し訳ない……」と思っていた。
だからだろうか、今日は珍しく旦那さんに「作って~」と言われたので、申し訳ない気持ちに苛まれていたわたしは「たまにはいっちょやったろか」という気持ちになった。毎日食べさせてもらってばかりじゃ不甲斐ないので。

ということで、料理が苦手なわたしでもおいしく作れる、数少ないレパートリーの中で珍しく一度も失敗したことがない料理"鶏ちゃん"を作ることにした。

鶏肉を一口サイズに切り、醤油とみりんと砂糖と味噌とにんにくを合わせたタレに漬け込む。漬け込んだ鶏肉を適当にざく切りにしたキャベツと一緒に炒めて出来上がり。簡単なのにめっちゃおいしい。これは多分誰が作ってもおいしい。

出来上がった晩ご飯を、旦那さんは「うまっ」って言いながら食べてくれた。「当たり前やん、おいしいレシピで作ってんねんから」って言ってみたけれど、実際に食べてもらうまで不安でいっぱいだった。

料理における成功体験、本当はたくさんしているはずだった。だけど、失敗した時の印象の方がものすごく大きい。だから「わたしは料理をするといつも失敗してしまう」と自分で思い込んでしまっている。だから苦手意識が抜けない。

苦手意識を払拭するためにはどうしたらいいのか。

その答えをわたしは知っている。それは数をこなすことなんだ。何回も何回も台所に立って、たくさん料理をすれば良い。文章を書くことが苦手なわたしが、その苦手意識を払拭できたのは毎日辛いと思いながら書き続けたこの1250日があるからなんだ。だから、料理だってきっと数をこなせば苦手だと思わなくなるはず。

って、分かってるはずなんだけど、苦手だって思ってるからこそ、やりたくないって思っちゃうんだよね。でも、我が子が大きくなった時に「お弁当も作れないお母さん」にはなりたくないなって思うから、そこそこに頑張ろうと思う。


ちなみに、誰でもおいしく作れる今日の晩ご飯で参考にしたレシピはこちら。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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あやめし
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