死神に囚われた心

真っ赤な赤いりんご飴

夢であなたと頬張って

赤い口紅つけたとさ

赤い指輪を2人で付けて

そこの坂道上がって行った

祭囃子も遠くなり

気づけば暗い部屋の中

いつの間にやら夢から覚めて

春も夏も通り過ぎ

私もあなたも玉手箱

ゆらりゆらり煙にゆられ

あっという間に夜明け前

春に出会ったあなたとわたし

せめてもう一度恋をして

せめてもう一度あなたと出会って

わたしとあなたと見つめ合う

花よりだんごなんかより
あなたのぬくもり感じて

静かな心であなたの吐息を感じたい

夜明けに咲いた花も

水面に落ちれば

鏡の世界に引き込まれ

もう一度あなたと混じり合う

夢の中でもあなたと恋におちて

そうしてそらをみあげれば

桜はまだ雪桜

せめてもう一度花を咲かせて

せめてもう一度恋におちて

あなたのぬくもりにとけてゆく

私の心はゆっくりと

夢の中までおちてゆく

せめて輪廻が叶うなら
 時の神に祈りたい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?