人は未完成でいい

空を見上げて1人の長い髪の少年が何を想う

夜があけて

太陽が昇り

月が帰路に着く

静かな朝はやがて

うるさく耳障りな邪悪な悪魔達で溢れかえる

夜は天使の様に静かに

少年は少女の様に

少女は少年の様に

手からこぼれ落ちた、小さな涙は誰が拾うのだろうか

静かに眠るように

静かに死を受け入れながら

この先何を想い生きるべきなのか

絶望などは、遥か昔の物語

それでも希望を失わず

生きた私は死すれば何かの名誉を授かるだろう

力は何の意味があるのか

心は何故個々にあるのか

未完成な人間達

色とりどりの花が螺旋階段の様に空へ続く

天使は下界を眺め

人は空を見上げて

私は階段を1つ2つ

天使は微笑み

人は嘲笑う

空には雷鳴が

下界には地獄が

離れることはない

忘れる事はない

たとえ記憶が消え去ったとしても

心がこの世界にあったことを





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