このかき氷のためだけに美術展に付き添った私と、美術展のためだけに茶屋に付き添った夫のお話。
暑すぎる休日の過ごし方
夫は脳梗塞の後遺症で失語症。私は転職したばかりで疲れ気味。毎日が休日の夫とやっと休日を迎えた私の休日の過ごし方は、9割方私が決めることになってます。夫の考えを少し汲み取り、実行可能か考えないといけないので。
暑い!暑い!暑い!
でも、避暑地にお出かけする余裕なし
私は「かき氷が食べたい、あの店もいいけど、この店も捨てがたい」と、ブツブツ呟いていたのを夫はしっかりとキャッチしていた様子で
「なんか観るものやってないの?」
・・・観るもの?やってる?どこで?
クイズがスタート。自分の呟きを思い返しながら、夫にヒントを求めます。
あっ!かき氷は松坂屋の「赤福氷」
だったら、松坂屋美術館かな?
よく、思い出してくれたね。
私が株主で優待で、二人とも無料で美術館に行けることを!
版画か・・・
あまり版画には馴染みがなくて、川瀬巴水という版画家も知らないし
冷たいものが不得意な夫に「赤福茶屋」に付き合ってもらい、私が「川瀬巴水展」に付き合うことになりました。
大満足だった理由
私は展示された作品の解説を読みながら観て、版画の奥深さと「川瀬巴水」の世界にどっぷりとはまってしまい、私が美術館を出るまで夫は待ち続けました。そして、美術館でめっちゃ冷えたけど、初志貫徹で「赤福氷」
少しかき氷を食べ進めるとね
おなじみの「赤福」のあんこが!
あんことは別に、小さな白玉が二つ
そして、冷たいものが苦手な夫は
カウンター席で私たちの両隣は<おひとりさま>のおじさまたち
あっという間に赤福氷を食べ終わり
交代で私たちの両隣には<おひとりさま>のおばさまたち
赤福氷はおひとりさまもグループもよく似合います
ごちそうさまでした!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?