
秋ピリカはまだまだ終わらないぞい(少しの反省とともに)
note界のお祭りたる秋ピリカグランプリ2024、結果が発表されましたね。
審査員のみなさま、お疲れ様でした。
そして受賞されたみなさま、おめでとうございます!
でもお祭りはまだ終わりません。
初参加でしたが、私の作品をなんと読者賞候補に選んでいただきました。20作品のうち3作品が読者投票で受賞します。
応募作はこちらです。
文章を書くようになって約半年、私はまだ何の受賞経験もありません。
だから絶対、読者賞獲りたいです。
作家になる夢のために。
でも、ほかの候補作も読んでいただくとわかると思うのですが、どれも素敵な作品なんですよ〜。
だからぜひ、できる限りたくさん候補作を読んでいただいて、「これぞ!」という作品にあなたの大事な一票を投じてくださいね。なんせ一人一票ですので!!!
投票会場はこちら!!!
さて、ここからは少し反省会を。
今回惜しいところまでいった理由と、あと一歩審査員個人賞やすまスパ賞受賞には至らなかった理由を考えてみました。
よかったところ
①元々書いていた長編小説のキャラとストーリーを流用してショートショートの尺に合わせたのでキャラとストーリー構成が比較的がっちり固まっていた
元は公募用の長編小説で、キャラの設定やプロットをわりかし固められていました。その中で印象的なシーンを切り取った作り方です。なので私の弱点と考えている「キャラの弱さ」と「構成の甘さ」がカバーされたのかなと。
ちなみに書いている間に長編小説版とラストは変わりました。これがキャラが勝手に動き出すということなのかな〜と、そこもよかった点かと思っております。
②自分の経験を元に書いているのでリアリティがあった
実は主人公にはモデルがいます。舞台となった就労移行支援事業所ではなく、ほかのところで出会った発達障害当事者の方です。
正直言いまして苦手なタイプで、結局彼女と深く関わることはなかったです。だから彼女が書く理由や、本当にノートを何百冊も書いて残しているかは知りません。そこは私の妄想で膨らませた部分です。彼女には大事な創作のヒントをもらいました。出会えてよかったなと思います。
舞台も実際に通った経験のある就労移行支援事業所をモデルにしているので、すんなり書けました。もちろん脚色はしています。
私なりに味つけはしたものの、実際の経験を元に書いているのでリアリティの面では高い水準にできたかなと思います。
もっとよくできるところ
①ファンタジーとまではいかなくても不思議要素を取り入れたい
どこで読んだのか失念したのですが、ショートショートの定義について以下のようなものを見かけました。
「短くて、ちょっと不思議なお話」
だから審査員の方々も「不思議」要素を求めていたのかもしれません。意識的か、それとも無意識か。
受賞作をたくさん読めたわけではないのですが、講評を読む限りファンタジーに寄った作品が多い印象です。個人的に大好きな亜麻布みゆさんの受賞作は完全にファンタジーです。未読の方、ぜひみゆさんの作品も読んでみてください。「これこそが受賞作……!」と圧倒されます。
さて、それなら私もファンタジー要素を取り入れてみるか!と言いたいところですが、あいにくファンタジー小説をあまり読んできていないので、アイディアはあまり浮かびませんし、浮かんでも陳腐な気がします……。
かと言っていきなりファンタジー小説の読書量を増やすことは不可能なので、日常に対するアンテナを高くして、小さな「不思議」を拾って妄想で広げてみる、という手法ならなんとかできそうです。
今後は完全なるファンタジーとまではいかなくても、ちょっと不思議な物語を作ってみたいです。そうなると純文学の領域に入ってきてしまうのでしょうか……それはそれで難しいんですが、まあ挑戦するだけならタダですので!なんせ書き始めて日も浅いので、いろいろチャレンジしてみようと思います。
コメントにて、「不思議=ファンタジーという思い込みにとらわれなくてよい」という貴重なご意見をいただきました。ありがとうございます。今後も自由な創作を楽しみたいと思います。
②オチにもっと文字数を割きたい
これは普通に力不足と準備不足ですね。構成を決めるときに、それぞれのパートのある程度の文字数を決めておいて、その通りに書ければいいんでしょうが、今回は勢いでバーッと書いてしまったもので……。
「オチをもっと長く書いて深みを持たせたいぃぃぃ!!!でもほかの部分もう削れないぃぃぃ!!!ギギギ!!!」となったのはいい思い出です。
初参加ながら、「このコンテスト、猛者が集っているな……?」という気配がプンプンしたので、応募前にあえてほかの作品は一切読まずに勢いで投稿しました。自信を失って応募できなくなるのが怖かったので……。でも勇気出して応募してみて本当によかったです!!!
今後はショートショートであっても、構成をきちんと練って世にお出ししていきたいな〜と思います。短いお話だと勢いだけで書けちゃって、ついつい構成をおざなりにしてしまいがちなので。
③テーマである「紙」を目立たせたい
コンテストである以上、ここは大事な要素だと思います。
受賞作を読むと「たしかにこれは紙のお話だな」と一読してわかるのですが、私の作品はそうではありません。「書く」「読む」とかも入ってきて、ちょっとテーマからはズレているかなと。読者の印象に「紙のお話」として残らないと思うんですね。
だから今後のコンテストでは、まずテーマをバーン!!!と根っこに置き、そこから膨らませて作品を作り上げていきたいです。
「いやお前、そこじゃないよ。もっとここをこうした方がいいよ」というご意見がありましたら、ぜひぜひコメントで教えてくださいませ。
もう一度言いますが、参加して本当によかったです。多くの学びを得られました。そしてたくさんの素晴らしい作品に出会うことができました。このような機会をくださったピリカさん、審査員のみなさま、運営のみなさま、本当にありがとうございました!!!
さて、読者投票の話に戻ります。
受付期間が8日23:59までとタイトです!
あなたが「これぞ!」と思う作品に大切な一票を投じることを、どうかお忘れなく。
もし私の作品が一番だ!と思ってくださったなら光栄です!その際は投票してくださると泣いて喜びます。
それではぜひぜひ投票・応援よろしくお願いします!!!
最後まで盛り上がっていきましょう!!!