【詩】おおかみ
暗闇にうずくまるくろいおおかみ
きらめく瞳閉じて
傷だらけの体を休める
守るべきものを守るたたかいの毎日
彼を慕うもの
彼をにくむもの
彼を頼るものとは
遠く離れて
おおかみはみずからに問う
あの戦いの日々に意味はあったのか
生き続けることは是であったのか
平和を保つために犠牲がいるならば
自分のいのちなんて捨ててもかまわなかった
だが
犠牲を前提に保たれる平和は
本物といえるのか
血と泥で汚れている体はしかし
くろく艶ある毛でおおわれている
戦いのなか
痛みやつかれを感じる時すらなく
自分の姿かたちさえ忘れてしまった
思い出せ
自分の強さと美しさを
思い出せ
自分のいのちを 力を
何に用いるべきかを
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オオカミは、童話の中ではずる賢い悪役ですが、
私は最近、オオカミが好きです。
今、ペットとして飼われている犬たちの祖先は、野生のオオカミを飼い慣らしたもの。
犬そしてオオカミは人類と最も付き合いの古い動物と言えるでしょう。
ちなみにオオカミは群れで生活するのが普通で、
「一匹狼」はイレギュラーな状態らしいのです。
オオカミのブローチはこちらで購入したものです。
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