花展へ
茶道歴はトータルで10年くらいになるかしら・・・
表、裏ともお免状がいくつか手元にある
今年から裏千家の淡交会に入会して・・・と先生はおっしゃっていたけれど、
私はお菓子が食べられたらそれでよかったのに・・・汗
茶道のお稽古のたびに、先生は必ず庭に水を打ち、
玄関には必ず茶花を活けておられる
花が好きな私はそこでまず感動するのだが、
茶室に入ると床の軸と花に目がいって、その花について話すことを忘れてしまう
どちらも先生の心尽くしであるのにーーー
茶道をやっていると茶花を活けることがセットになるから、どっちも嗜む人が多いのかなと思う
(もちろん片方だけという人もいると思うけれど)
私は華道をやったことはないけれど、幾度か取材をしたことがある
外国人の体験教室では、より分かりやすく説明をしていた
そのときの言葉「しんそえたい」だけ、今でも覚えている
調べると・・・
「生花の基本的な形は、花器と、真(しん)・副(そえ)・体(たい)の三つの役枝によって構成されています」
おお、これか・・・
それだけの知識を持って、茶道の先生が出品されるという作品を見に行った
入口には、着物を着た人がいっぱい
それも全員が全員、訪問着(紋付も)!!格の高い帯ばかりで
皆さんの気合が感じられました
色無地も小紋も一人もいない
これって、「訪問着で来なさい」って言われたのか、それとも「当然」なのか
家元が来場されるということだったので、歓迎の気持ちなのか
とにかく華やかでした!!
・・・が、しかし、花展は、やはり着物と違う生花の「力」がありました
花がついていない、葉だけでも
それが虫食いだったとしても
ただそれだけで美しい
その美しさを野原ごとまるっと見せられないから、一部だけを見せる
だから華道があるのだな・・・
見せ方にはきっといろんなパターンがあるのだと、素人ながらに思いました
花1本だけで見せるのか
3種類で見せるのか
アレンジも加えて自由に見せるのか・・・
そしてどんな花器、花材を使うのか
華道の世界は無限なんだな
知らなかった!!!!
私は写真をするので、影を見るのも楽しかった
さすがに華展では、照明と影までは考えていないと思うのだけれど(どうかしら?)
花と影を見て
私は「光が強いと影もまた濃い」という一文を思い出しました
見延先生の小説に出てきた文章なのですが、
自分が落ち込んだとき、うまくいかないとき、
またこれ以上ないという嬉しいとき、この言葉を思い出します
さすが私の先生!!
笹の向こうに、黒百合
茶道をたしなまれているからこその「わびさび」
私好みの影がステキ♡
お茶席もありました
お菓子もお抹茶もおいしかった
大好きな花をいろんな姿で魅せ、お茶席も着物も楽しめ、花展て最高です!!
先生、ラスト一日頑張ってください
また招待してください