芸能界にいた時のこと新人時代の大失敗
皆さん、こんばんは!
週末、土曜の夜いかがお過ごしでしょうか?
私は最近休みの日には自宅の片づけにいそしんでいるんですが、懐かしい青春時代の思い出たちがよく目にはいるようになりました♡
汚れてきたなくなってしまっていますが歴史を感じますね!
使っていた本物の映画の台本です。
実はこれまでにあまりひとに語らなかったことのヒトツが昔いた芸能界でのことなんです!
以前に、お客様とお話させていただいていた時にこんなことを聴かれました
特に芸能界でのことってことではなかったのですが仕事のことで
「これまでに大きな失敗というか・・しまった!!あちゃ~って思われた体験ってないんですか?」
こんな質問をされまして・・その時に思い出したいくつかのことについてお話させていただいたところ・・!!
すごくびっくりされまして・・さらには・・お相手がとても感激されていたので・・今日はそちらをシェアしたいと思います。
わたしが芸能界での仕事で大失敗したこと・・それは
な~んと・・この「映画の撮影初日」のこと!!!!
素人の高校生からいきなりのオーディショングランプリで選ばれ
TVで見たプロのみなさんに交じっての撮影・・開始・・ということで・・
はじめての撮影の前日には緊張・・ドキドキドキドキ・・・
マネージャーさんもいない・・兵庫県から東京に一人上京し
大泉学園にある東映の男子独身寮の2階フロアがわたし専用になり・・・
寮内でたったひとり6畳の部屋での生活がはじまり・・・
撮影前日・・眠れない・・ドキドキ・・・・
いつもは目を閉じると1分もかからないほど早く眠れるのに・・
枕元の目覚まし時計・・時計の針が一向に進まないほど・・眠れない・・
夜が長~~~~く感じて・・
ようやく眠りにつき・・・・・・・・・
ドンドンドンドン!!!!!!
何!!!!???
激しくドアを叩く音・・え?夢?違う!!!
どんどんどんどん!
とびおきて目覚ましをみたら・・
「ロケバス出発時刻を5分すぎてる!!!」
え~~~~~~(>0<)きゃ~!!!
ぼさぼさのままあわててドアをあけ・・ドアのむこうにADさん・・
1分で着替えて一緒に撮影所まで走る
そうです・・寝坊です・・遅刻・・新人が撮影初日に遅刻です!!!
・・ありえません・・・・
ロケバス・・わたしのせいで出発できず・・エンジンかかったまま待っている・・
中にはスタッフ&エキストラ・・さらには先輩芸能人・・
その中には・・
お昼のTVでも有名なマナーに厳しい
あの坂◎忍さんもマネージャーさんと・・
乗っておられたそのバスに・・
ADさんに「はやくはいって!!」ドンとおしこまれ・・・・
謝らないと!!!
と思いましたが「はやくすわって!!!」と・・せかされ・・
無言で座るしかなく・・・・・泣きたい・・・けどなけない・・
謝りたい・・けどあやまっているひまもない・・いたたまれない・・
「・・・ロケの初日に遅刻するとは大物新人だな・・」
バス内で・・カメラさんにそんなことう言われ・・
さらにいたたまれない・・・17歳の私でした・・。
・・51歳のいまの自分がこのことをふりかえると・・
決して・・本気では笑えませんが
よく考えると「たしかにオオモノ・・笑」です・・。
緊張していたとはいえ・・バスの出発を自分のせいでおくらせ・・
すべての先輩を自分のせいでお待たせてしまったんですからね・・
さらに・・その日はなんと「マスコミへの取材公開撮影日」だったんです・・。
ロケ地は埼玉の寄居・・特撮ものの爆破シーンで有名なあの場所でした・・
ロケバスでむかう道中はかなり揺れて・・
すきっぱら・・緊張・・車酔い・・気分が悪くめまいがするほど・・でした
しかし、ついてすぐにヘアメイク、着替え・・撮影開始・・!
しかも・・この日は爆破シーン、重要なシーンの撮影でした。
私のすぐ真後ろで火薬を使った爆破シーンの撮影がはじまり、その様子をTV、雑誌、あらゆるメディアの記者さんが50社以上・・取材・・
オーディショングランプリということで・・わたしにも容赦なくカメラが狙ってきます・・
・・・・気持ち悪い・・・あかん・・・・はきそう・・・
そうです・・車酔い・・寝起き・・緊張・・すきっぱら・・体調最悪・・
それなのに・・撮影の合間に「はい!あやこちゃん、笑って~」
「もっと楽しそうに~」・・・・・・・・・
笑顔がひきつりつ・・つらい・・・
「新人・・愛想ないよね・・」「遅刻もするし何様?」
体調悪く、最悪なわたしには容赦ない言葉がとびますが守ってくれる、
あやまってくれるマネージャーもなし・・初日・・芸能界の厳しさ・・というよりも社会人の厳しさを高校生にして痛感したわたしでした・・。
ようやくお昼の休憩になりみんなで楽しくお弁当にむかう・・シーンを取材され写真におさめられて・・ロケ弁を手に渡され・・・一口・・たべた瞬間・・・
う・・・・・(@0@)は・・・はきそう・・もう・・だめ~!!!!
はしってはしって人のいない岩陰に・・・・リバース…=★☆☆(=0‘=)うげ~!!!!!
はいてスッキリ・・したら・・はっと顔をあげたら・・取材記者さんたちもランチなう・・(@0@;)
・・そうです・・取材日ということは
あちこちでみんながお弁当中・人のいない場所なんて・・
・・・・なかったのです・・。
「だ・・・大丈夫?」記者さんたちに
そっと声をかけられ・・
「すみません・・ほんまにすみません・・・大丈夫です・・ありがとうございます」
飲み物をもってきてくれた記者さんもいて・・・誰も私が吐いた、
そんな写真は配慮してくださってか、さすがに撮られませんでしたし・・
「初日だもんね・・緊張するよね・・大変だけどがんばってね」
記者さんたちの優しさが優しい言葉が心にしみました・・。
※こちらの台本はTVシリーズの出演した作品のものです(イメージ画像)
それから・・午後の撮影が終わり・・帰りのロケバスに乗って・・
乗ったバスの隣の席が「記録の高津」さんという女性の方でした
「お疲れ様」と
私にやさしくニッコリ笑い声をかけてくださった瞬間・・・
緊張の糸がほぐれてぶわ~~~~って涙があふれないてしまいました・・
「すみません・・すみません」とあやまったら・・「大丈夫よ」「大丈夫」
と優しく肩をさすってくださって・・
前夜緊張して眠れなかったこと・・
遅刻して申し訳なかったこと・・
謝りたいのに謝り方がわからなくて・・
取材なのに笑えなかったこと
はいてしまったこと
・・聴いてくださって・・・
実はその後の撮影の日からいつもこの高津さんにはクランクアップ
自分の撮影が終了する日までまるでお母さんのようにあまえて「高津さん~~!」何かとたよりにさせてもらったんです・・。
今でもこの方のことは忘れない・・わたしの恩人です・・。
※記録さんとは前のシーンとのつながりを正確に記録する役割の方です
髪型、ヘアメイク、小道具の位置・・・すべてうまくつながり違和感のないように正確に場面をつなげるように管理される方なんですよ
お仕事柄気づき力の高い素晴らしい方なんですね。
細かいことやいろんなことに気配り心配りができる素晴らしい方でした・・。
あんな人になりたいな♡
わたしの人生に大きな影響を与えた方のおひとりです。
・・この後・・・二度と寝坊や遅刻をしてはいけないので
当時は百円均一などもない時代でしたのでかなりな高額でしたが、お小遣いのすべてをはたいて「目覚まし時計」を7個買ってきて
部屋の入口のドアの前から自分の寝る枕元まで30cmおきごとに時計を時間差でおいて目を覚ますことを撮影中はずっとしていた私でした。
人生で遅刻したのはこれ以来・・1度もなし!!!
最初で最後(おそらく)の体験でそれも人生で最初に働いた日の大失敗な体験だったのでした
「誰でもそんなつもりでないのに失敗してしまうことも時にある」し
そして誰しもに「助けてくれるひと」「見守ってくれるひともいる」んですよね
さて。。時間にも人にも厳しいで有名なあの「坂◎忍」さん・・
新人で遅刻した私に・・・あの時のロケでは呆れたんだろうな~~・・・笑
お会いできる機会があれば当日のことを今からでも謝罪させていただきたい・・ものですネ♡