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ゆるくSNSから遠ざかる。情報を取捨選択していきたい、という話。
2025年が始まってからSNSを必要以上に見ないことを心がけています。(とは言ってもついつい見てしまっているのですが…)
もともとSNSは趣味の写真を投稿する目的でInstagramを使っていて、それもここ数年は写真をあげる頻度も落ち、他の人の投稿を見る目的でしか使っていませんでした。X、旧Twitterもアカウントはありますが、それも自分の好きなクリエイターの活動を追う目的でしか使っていません。
Instagramでの投稿頻度が落ちた理由は、フォローしている人たちの投稿が見辛くなったのが大きな理由です。Instagramを開くと知らない人たちの似たような投稿ばかりが画面の大半を占め、フォローしている人の投稿を見るためには能動的にその人のアカウント画面まで確認しにいく必要があります。
なので、私がいくら頑張って写真を投稿しても私をフォローしてくれている人たちにすらその投稿が届いていないんだろうな、と考えてしまいモチベーションが下がり投稿頻度が落ちた、というわけです。
Instagramをはじめ、XやFacebookも、より多くの広告を多くの人に見てもらうことを目的としたアルゴリズムやUIデザインへとシフトしています。つまり、広告費を払わなければ多くの人にリーチできない仕組みに変わってしまいました。
ビジネスの観点から見れば、これは当然の流れかもしれません。ですが、私のようにビジネスではなく息抜きとしてSNSを使っているユーザーにとっては、フォローしていない情報が次々と表示される今のSNSのデザインは、どこか息苦しく感じてしまいます。
とは言ってもいちユーザーがInstagramやXに対して「息苦しいからアルゴリズムとUIデザインを変えてよ」と意見したところで、向こうもビジネスでSNSサービスを提供しているわけで、変わるわけはありません。なので、使うSNSを見直してみようと思い立ちました。
note vs Medium vs Substack
情報過多疲れから脱却するために、日本で人気のnoteをはじめ、海外でもMediumやSubstackといった、人と繋がることよりも情報発信をすることにフォーカスしたプラットフォームにより自分の意識を向けていこうと考えています。
note
noteは日本発のブログや写真などクリエイターと読者を繋ぐメディアプラットフォームです。文章を書くインターフェースがシンプルで使いやすく、記事を有料で販売できたりするので、日本国内に向けた情報発信に向いていると思います。海外からも記事の購入は可能ですが、クリエイターとして有料記事の売上を受け取るためには日本の銀行口座が必要なため、海外在住者がnoteから収入を得るのは他の類似サービスと比較すると難しいです。いつか有料記事を作成することも考えているので、Paypalで売上金受け取りも可能になって欲しい…!
また、現状は国内向けにサービス展開しているので、記事のほとんどが日本語、読者も日本人なので、他の言語で記事を書いても閲覧数にはあまり期待できません。
Medium
Mediumは海外版noteとも言われていますが、noteよりも先にサービス提供をしています。記事を書くインターフェースもnoteと似ていて、noteを使ったことのある人ならスムーズに使えると思います。ただ、Mediumでは記事ごとに料金設定をすることができません。記事ごと無料記事か有料記事にするかを選べますが、有料記事とするとMediumに課金している課金ユーザーのみ閲覧可能、という仕組みになっています。また、売上額も課金ユーザーがどれだけの時間有料記事を読んでくれたかで決まるので、noteとはだいぶ違います。
また、英字での執筆をベースにデザインされているので、noteに慣れている身からするとMediumで執筆された日本語の記事はフォントが大きく、行間がちょっと狭く、若干の読みづらさを感じます。なので日本語での執筆のみであればnoteの方がベターだと思います。
Substack
私も最近知ったのですが、Substackは個人でメールマガジン配信ができるサービスで、読者はnoteやMediumのようにウェブサイト上で記事を読むことも可能です。一番の大きな魅力はnoteやMediumのように読者に記事を見つけてもらうのではなく、読者のメールに直接情報を届けられるところ。また、コンテンツを有料(月額課金)で販売することもでき、記事ごとに無料にするか有料にするかも選べるので、料金体制はMediumよりもnoteに近い印象です。
自分が発信する情報は万人に届かなくてもいい。
必要としてくれる人にだけ届けたい。
まだ選びきれていませんが、とりあえず日本語の情報発信はnote、英語での情報発信はSubstackをベースに今年から定期的に文章を書こうと考えています。情報発信もそうですが、情報収集をする際も、XやInstagramの投稿のようなインスタントなものから、執筆者が時間をかけて書いている記事に目を向けていきたいと思います。
noteで日本語で執筆している記事を英語に訳してSubstackで発信しているので、もし興味のある方は英語版もチェックしていただけると嬉しいです!
Aya's Design Journal (Substack)