ミャンマーへ寄付する方法 -7/16更新
いまミャンマーで、民間の支援活動、特に海外からの支援は軍による取り締まりの対象となっており、支援する人もされる人も、命の危険が伴う。
そのため、寄付先を公表せずに募金を集めるなど、信頼によって支援活動が成り立っている状況だ。
支援先の人々の姿を公にできない分、どこへ寄付をしたらいいのか判断するのは、本当に難しい。
そこで、この記事では、私が関わっている、もしくは面識のある方が関わっている寄付先について紹介する。
ミャンマー新型コロナ基金(NGO SOSIA)
私自身が友人たちとはじめた基金だ。2002年から20年ほど活動してきた私たちSOSIAは、写真のように、2008年サイクロンナルギスなどの災害時には、現地ボランティアと協力して人道支援を行ってきた。
今回、ミャンマーで新型コロナ感染爆発と医療崩壊によって多数の犠牲者が出ていることから、現地ボランティアを通じて支援を行うことになった。
感染拡大を防ぐためのマスク、消毒薬、自宅療養のための家庭用医薬品セットの支援依頼が寄せられており、まずは、それらにあてさせていただく。
【カード】https://syncable.biz/associate/SOSIA/
【振込先】郵便振替口座:00160−5−547240 銀行口座:ゆうちょ銀行〇一九(ゼロイチキュウ)店 当座0547240 名義はいずれも「ソシア」
※新型コロナ基金あてとご明記ください。
※領収書が必要な場合にはお知らせください。
●NGO SOSIA
ウェブサイト:https://www.ngo-sosia.net/
基金詳細・報告:https://syncable.biz/associate/SOSIA/businesses/1131
タイ国境での医療支援(メータオ・クリニック)
1988年のクーデターを逃れたカレン人の医師シンシアマウン氏が30年以上前に立ち上げた、ミャンマー・タイ国境の街メーソートにあるNGOだ。
移民・難民として弱い立場に立たされているタイ側に暮らすミャンマー出身のカレン人や、ミャンマー側で国軍の空爆などで避難している国内避難民などに医療を提供し、子どもたちの教育も支援している。
シンシア医師は、もう一人のスーチーさんとも言われる。彼女の献身的な国境地域での支援活動には、アジアのノーベル平和賞であるマグサイサイ賞など、世界中から名だたる賞が授与されている。
私は以前、仕事でお食事をご一緒する機会があった。ひじょうに控えめなたたずまいと話しぶりで、厳しい環境のなか、長年活動されてきた、その献身ぶりが伝わってきた。
その半生は日本語の書籍となっているほか、日本の支援グループ「メータオ・クリニック支援の会」のウェブサイトでもクリニックやシンシア医師の様子を知ることができる。心打たれる彼女の半生を、そしてカレンの歴史を、ぜひ知ってほしい。
●メータオ・クリニック(英語)
ウェブサイト:https://maetaoclinic.org/
カード決済:https://connect.clickandpledge.com/w/Form/1b93e15d-2585-47a9-9be7-65800f993273
●メータオ・クリニック支援の会(日本語)
ウェブサイト:https://japanmaetao.org/
寄付情報:https://japanmaetao.org/%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%a8%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8/
ミャンマーの未来をつくる「復興支援基金」(地球市民の会)
2003年からミャンマー・シャン州で農村開発を、2018年からチン州での支援を行っている、佐賀県にある日本のNGO地球市民の会。こちらが、長い目でミャンマー市民に寄り添っていく基金をはじめた。
日本の大手NGOでは、駐在員が異動で各国をまわり英語で業務することが多い。コロナで一時帰国しているが、地球市民の会には10年以上現地に暮らしミャンマー語で業務を行う駐在員が多くいる。日本人スタッフ自身も現地に根差し、生活者目線で事業を展開できる稀有な団体だ。
親しい友人たちが寄付者やボランティアなどとして同団体を支えているほか、私もチン州のコーヒープロジェクトを支援している。
なお、同団体への寄付は税控除を受けられる。
●地球市民の会
ウェブサイト:http://terrapeople.or.jp/main/
復興基金サイト:https://terrapeople.secure.force.com/goencrm__projectinfo?pcd=myanmar21
街頭募金(Japan Myanmar Future Creative Association 日本ミャンマーMIRAI創造協会)
日本の大学生と在日ミャンマー人の若者たちによるボランティアグループだ。ほぼ毎週末、現地のことを知ってほしいと、吉祥寺や原宿、新宿、横浜などで、パンフレットを配ったり募金を募ったりしている。
街頭での声かけは、広くミャンマーに関心をもっていただくために重要で必要な活動だが、足早に通り過ぎていかれる方も多くなるため、精神的にも体力的にもしんどい活動だ。
メンバーは、とても気持ちのよい若い方たちで、作成しているパンフレットや配信しているセミナーも質が高い。私も学生時代にミャンマーと関わりはじめたが、最近の若い方は、とてもクリエイティブで、時代の変化を感じている。彼らが日本とミャンマーの未来を担っていくと思うと、嬉しいし頼もしい。
ぜひ、彼らの予定をSNSで確認して、立ち寄れる場合には、募金へのご協力と、そして応援の声かけをいただけたら嬉しい。
●Japan Myanmar Future Creative Association 日本ミャンマーMIRAI創造協会
Facebook:https://www.facebook.com/Japan-Myanmar-Future-Creative-Association-103086038618761/
Twitter:https://twitter.com/jmfca331
イラストで支援(匿名の方)
匿名個人の方が、写真などをもとにイラストを書き起こし、これへの対価として寄付を募っている。こちらも、若い方のセンスが光る取り組みだ。私が学生時代には発想すらなかった。
おそらく、イベントでお会いしたことがある方だと思う。本業のかたわら、こうした活動をされていることは頭が下がる。
ぜひ、問い合わせをしてみてほしい。
以上、2021年7月16日現在の情報をまとめた。適宜アップデートしていきたい。
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