
シノラーになったり、Awichになったり。
髪の毛を伸ばしている。
近くにいる先輩が、いつも良い感じのボブ〜セミロングくらいのヘアスタイルで
すごく女性らしくて可愛いからだ。
私もなりたい。可憐な女子になりたい。
と思って伸ばし始めて約半年。
のびたのびた。久々に、肩につくかつかないかくらいまでは伸びた。
ベリーショートからのボブは、永遠におわんねーんじゃねーかな?ってくらいに思ってのに、
ちゃんと半年くらいで伸びた。
伸びたらやろうと思っていた、可憐な女子ヘア。
濡れ髪、ウエット、外はね、ゆるウェーブ…
やるやる!絶対やる!と言ってたのに、
伸びたことが嬉しくて、今までやってこなかった髪型を、いま全部やってる。
まず、シノラーだ。
憧れていたシノラーファッション。当時私は小学生だったので、完全再現するには難しく、
せいぜい腕にじゃらじゃらつけて楽しむ程度のことしかできなかったし、
シノラー全盛期の頃は、私はミニバス少女で、めちゃくちゃショート。
いや、当時だけショートなんじゃなくて、人生の8割ショートだから、やれなかったのよ。
あの、シノラーのお団子ヘア!
頭の上に2つ、ポン、ポンとおだんごをのせたあの髪型!
伸びたんだもの。やるなら今でしょ!ってな感じで、やってる。
オールバックポニーテールもやった。
これは完全にAwichの影響だけど、超絶ロングヘアのAwichのようにはならないから、
オールバックのところだけ真似させてもらった。
で、真っ赤なリップ。
最高に楽しい。良い!すごく良い!髪伸ばしてよかった!!
前回、水着のことを書いた時に、たくさんの方に共感してもらえて、
その殆どが女性からのメッセージだった。
「わかります!私も呪いにかけられてる!」
とか
「最近好きな格好してるあやかさん良いなと思ってます!」
というような、嬉しいコメントも届いた。ありがとう!
多様性だとか、ジェンダーだとか、私らしい生き方だとか、
そういうことを言われるようになっても、
未だにぶつかる 年齢・性別 の壁。もっというと、立場や、役割が足枷になってたりもするから、
壁に衝突するだけでなく、足元も重い。
そりゃあ辛いよ、なんの拷問なの!
シノラーの髪型をする時にも、呪いにかかりやすい私は、鏡の中の自分と、ちょっと会話した。
「私、これやっぱ、痛い?痛いよね?」
ビビりながらも髪をくくって、おだんごを2つ作ってみると、
痛いより、可愛い!が勝った。
やばい!可愛い!楽しい!
このくだりだってさ。
痛いなぁと思う人がみたら、痛い。
(おばさんのくせに、ブスのくせに、キモすぎ!)
思う人は思うかもしれないけど、
それでも、私はこの髪型をやってみたかったんだから仕方ない。
そして、そう思う人の声よりも、やっぱり自分のワクワクした気持ちや声を優先させていいのだと思う。
髪型や服装だけじゃなく、全てにおいて、
みんなが認めてくれることなんて、絶対にない。
良いね!という人もいれば、それ変だね!という人もいる。可愛いと思う人もいれば、キモいと思う人もいる。
それも、また、多様性なんじゃないかな。
多様性の時代だから、人に何を言ってもいいわけじゃないし、多様性って、じゃあなんなのよ?とも思うけど、
“自分の意見をしっかりと持っていい”
ということなんだと、私は理解してる。
だったらやっぱり、シノラーやったらいいよね。
私は、これが可愛いと思うんだから!
Awichになりたいだなんて、バカ言ってんじゃないよ、と内心思ってるけど、
なってみたい!と思うんだから、なったらいい。
それでも、やっぱり
“もう少し若かったらなぁ〜!”
と思うこともある。
あの頃だったらもうちょっと顔もほっそりしてたし〜なんて。
だけどあの頃は無理だった。
歳を重ねて1番よかったことは、鈍感になれたことだ。
周りの目を気にするより早く、
まぁいっか、やっちゃえやっちゃえ!と思えるようになった。
ちょいと前まで、
あの人がどう思うだろう?
馬鹿にされるんじゃないだろうか?
と怯えていた私に伝えたい。
“あの人、あんたのこと、なんとも思ってないから!!!!”
そんなこんなで、毎日鈍感に、自分なりの可愛いを楽しんで
シノラーになったり、Awichになったり楽しんでおります。
今しかできないんだから!じゃなくて、
今やりたいなと思うことを、そのタイミングでできるといいよね。
さぁ、今日もやりますか!!!
あの服を着て、あの髪にして、そうやって気合い入れてやっていこう!
真っ赤なネイルが乾いたので、お仕事いってきます!!