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300冊、増刷

とても、ドキドキしている。

ひとんちのかぞくが、200冊(厳密にいうとプレゼントしたり、家族に渡したりした分もあるから185冊くらいかな)
全て完売しまして、ありがたすぎて、あまり現実味がない。

当初、夫に相談した時に
「そんな、誰も知らんやつの本、300円でも買わないなぁ、俺なら!」
と、嫌味を言われて、大喧嘩をした。

夫によると
“人のためとか、売るためというより、自分のために作りなよ”
というメッセージを込めてたらしいが
わかりづらすぎて、大げんかだ。

でも、その一件があったから、
かなり前向きに“ひとんちのかぞく”作りができたし、
妥協せず、まずは作ろうと思えた。
売れなくてもいいんだって。
作ることで、きっとわかることがあるはず!

蓋を開けてみると
3週間で、手元にあった本が完売してしまい、
いや本当に驚いたし、ありがたくて、ありがたくて、言葉にならない気持ちだ。

ありがとうは何度伝えてもいいんだよ、と、
ラジオのリスナーさんが言ってくれたので、
改めて言わせてね。
購入してくださった方も、気にかけてくださった方も、うちにおいていいよと言ってくださった方も、
本当にありがとうございました!

一冊も売れなくていいと思って作ったとはいえ
心の中では売れてくれたらいいなと思っていたし、
できれば30冊。あわよくば50冊売れたら、もうそれでいいなと。
“本当の本当のところをいうと、それじゃ赤字だから!”とか、
“いやいや、赤字とかじゃないから。これは、経験を買ったんだから。”
“いやでも、大赤字はやっぱりドキドキですよ。”
“いやいいんだってば!”
の、やり取りを心の中で1000回した。
心の中のあやか1とあやか2は、めっちゃくちゃうるさくて、夢にまで見たほどだった。

でも、ドキドキしてたからこそ、
いろんな人がSNSでシェアしてくれたり、
いいね!と言ってくれたり、
友人にも渡したいと言ってくれたりして、
そういうのも全部嬉しかったな。

ひとんちのかぞくを作ってよかった。
いい経験になりました。


で、いま、また、ドキドキしている最中なんだけど、
私の心の中で起きている会話がこれだ。

“やんのか?”
“いや、やるしかないでしょ”
“次こそは転ぶぞ?”
“うるさいなぁ!転ぶとか、ないんだってば”
“もう、ほしいと思ってくれた人の元には届いたのに、そんなに刷ってどうすんだよ笑”
“うるせぇ!まじほっとけ!”

のやり取りを10000回くらいしながら、

ひとんちのかぞくを増刷した。

ああああああ。しかも、300。
300冊も増刷した。

いや、ほんと、あやか1が言うように
ひとんちのかぞくがほしい!
あやかちゃんを応援しよう!と思って買ってくれた人は
もうすでに185人もいてさ、
それ以上増えるかい?もうみんな持ってるんでないかい?
と思うわけだ。
なのに、300冊増刷して、いい気になりすぎでないのかい?あんた、大丈夫かい?正気かい?だ。

正気だ。
全然正気だけど、やっぱドキドキはするよね。

赤字かどうかってことよりも、
300冊刷って、300冊手元にあの本が残っちゃったときに、
なんか、きっと、言いようのない寂しい気持ちになるんじゃないかなって思うと思うんだよ。

チャレンジ失敗!

やりすぎたねー!!

って思って、ガッカリしてる自分が目に浮かんで怖いのだけど

それでもやっぱり挑戦したいし、
もっと、もっと、多くの方に届けてみたいなと思ったから
チャレンジする。してみるよ。

この秋には初めてのイベント出展も決まって、
そこでも手売りできたらいいし、
手売りできた暁には、サインも書くし、ありがとうも直接伝える。

そう、そうだよ。だから、大丈夫。大丈夫なんだ。

と言い聞かせて、増刷する。
今回もイラストとデザインの2828さんにたくさんの力をお借りして、
増刷しつつ、みんなにあったときに渡せるように、しおり型の名刺も作ってもらった。

肩書きに“物書き”って入れてもらった。
くぅぅっ!頑張るしかないじゃんね!

あやか1とあやか2が、喧嘩したり、言い合いするけど、それさえも楽しみに作ってみるんだ。

300冊。今月中に届きます。
届いたらまた、シェアします。
応援してもらえたら本当に嬉しいです。

今年の夏はチャレンジする機会が多くてよかった。
チャレンジは、人を変えるし、
チャレンジって、いつでも誰にでも、すぐにできることなんだってわかった。
お金がなくても、時間がなくても
“チャレンジ”することは可能だ。
そして、チャレンジは、ドキドキするけど、すごく楽しいよ。

まずは、ドキドキした気持ちをここに。
暑くて汗をかきながら。
書き残しておく。

300!!!!!!!!まってて!!!!

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