大腸内視鏡検査 後半
前回の内視鏡検査についての話の続きを書く前に、先にお伝えしたいことがあります。
なぜ、私が、潰瘍性大腸炎の病状や検査について、事細かに書くのか。
それは、いつか、誰かの希望の光に、何かの参考に、心の癒しに、なればいいな!という一心です。
アラフォーのおばさんが、う◯このことを、うんぴっぴなんて表現して可愛さをアピールしたいがために書いてるわけではないのです。
うんぴっぴなんて、言いません。
普段はちゃんと「う◯こ」と言いますから。悪しからず。
因みに、私は潰瘍性大腸炎が悪化した時に、ネットでたくさんの情報を探しましたが、
怖いものばかりで、絶望的な気持ちになりました。
だけど実際は怖いことばかりではなく、
前向きな情報がもっとあればいいなと思ったのです。
個人差があるので、絶対とは言い切れませんが、
それでも、ちゃんと元気に過ごせるから大丈夫ということや、
一つのパターンとして、こういう検査をしたり、こんな薬を飲んでたり、こんな治療をしてるよということを伝えたくて書いてます。
今、どこかで、潰瘍性大腸炎に悩んでる方の、希望の光になりますように。
では、内視鏡検査の後半にいきましょう!
因みに前回のお話はこちら。
…………………
とりあえず、下剤でタプタプになったお腹を引きずりながら、病院へ向かいます。
子供達が冬休み中で、家にいたのですが、彼女たちは暇を持て余していて、それもものすごく辛かった。その話はまた別の機会にしますね。
病院に着くと、もうすでに看護師さん①も、看護師さん②も、私が浣腸になることを把握していて、即浣腸の部屋に案内してくれました。
浣腸の部屋は、いわゆるトイレ付きの個室なのですが、
人1人が寝転がるのもやっとくらいのサイズの冷たいベッドが、部屋の中心にドーンと置かれ、
トイレには2歩で行けるようになっています。
トイレの中にはナースコールができるボタンが大きく設置されていて、うんぴっぴがでたら、形状を見るのでお知らせするシステムになっているのです。
やだよね。普通に。
お尻突き出して5分間2リットルの浣腸をしてさ。
その後また、出そうな便をお尻に抱えて、5分待たなくてはいけないんだけど、
やっとの思いで出した便を、看護師さんに見せるってさ。
やだよ、普通に。恥ずかしいよ。
でもそんなことを言っていられないのが病院だし、内視鏡検査です。
浣腸部屋に通された私は、まず着替えます。
ブラジャーやヒートテックなどの長袖シャツはそのままでOKなのですが、その上に病衣を羽織ります。
そして下は、おパンティーを脱ぎ、
お尻のところに丸く大きな穴が空いた紙パンツを履かされるのです。
これがまぁ、間抜け。
病院のどこにも全身鏡なんてないけど、もし見たら、ガッカリするくらい間抜けなんだろうな、穴あき紙パンツの私。
そして、丸い穴のところから、浣腸をすべく、小さなベッドに横向きで寝そべって、
お尻をグンと突き出して、看護師さんを待ちます。
今回の看護師さんは、私と同世代くらいの看護師さんで、あれこれ楽しく会話をしてくれる方だったのが救いでした。
5分間の浣腸も、何事もなくすぐに始めたのも良かった。あれこれ言わず、気がついたら私の体内に浣腸が入っていました。
その間何度も
「出ちゃうのは仕方ないけど、出そうな時は、出す前に言って!我慢しなくていいから!」
と、言ってくれたのですが、
看護師さんも、仕事とはいえ、大変だなと思いました。
絶対に、漏らしたり、しないからね…!
私は気を紛らわせるために、スマホでInstagramを開き、いろんな人の投稿を見て浣腸タイムをしのぎました。
みんな正月明けということもあり、Instagramの中でも浮き足立っていて楽しそう。
誰かがご馳走の写真をアップしていて、Instagramをそっと閉じました。
これ、浣腸中にみるものじゃ、ない。
それでまぁ、今回は2度大きな浣腸をして、
さほど腸内が綺麗にならなかったのですが、
これ以上するのは気の毒だから、と
内視鏡検査に進むことになりました。
昔スパルタの看護師は5回もやったので、今回は本当、優しい方に当たって良かった!ありがとうー!!!
内視鏡検査は、鎮静剤を用います。
こんなこと、書いてはいけないのかもしれませんが、私はこの鎮静剤が、少し、好きです。
語弊が生まれそうなので、なぜ好きかを明記しておくのですが、
鎮静剤は、注射で、いれていきます。
何種類か必要な注射を打つので、詳細は忘れてしまいましたが、
鎮静剤を打つ瞬間は、
体の中に注射が入っていく感じと、自分の血液が流れている場所が明確にわかるのです。
私の血液は、私の体内を24時間流れ続けているはずですが、そんなこと意識せずに日々を過ごしていて、
だけど鎮静剤をうつ、この瞬間だけ、私の血液を感じることができる。
あぁ、生きてるなぁ。生きよう。ちゃんと見てもらって健康に生きていこう。と思うのです。
鎮静剤を打った後は、夢と現実の間を彷徨います。
先生が言ってることもわかるし、覚えてるけど、ヘロヘロ。
体も動かせるし、大腸の中にカメラが入ってる感覚も、痛みも感じるけど、抵抗ができない。
もう、まな板の上の鯉状態。
下剤や浣腸を頑張った甲斐があり
お医者さんに「ちゃんと腸綺麗になってますよー」と褒められたのが、記憶のラスト。
ヘロヘロしながらおよそ20分の大腸検査を終えたのでした。
ヘロヘロは、個人差があり、すぐになくなる人もいるようですが、
私は毎度効きが長く、1時間くらい眠ってから帰宅します。
回復のための部屋で、おじさんやお兄さんなど、みんな穴あき紙パンツで寝そべるのですが、
ヘロヘロしながらも、その様子を客観的に見て笑いが込み上げます。
もちろん穴あきパンツからお尻が見えるわけではないのですが、
名前も顔も知らない、
どんな仕事をしているのか、
何を考えてるかももちろんわからない
全くの赤の他人が
穴あき紙パンツ履いて、並んでぐーぐー寝てるのですから。
なんだろう。滑稽です。
朝6時にマグコロールpから始まった内視鏡検査ですが、ヘロヘロがなくなり会計を終えたのが午後4時半。
長い1日がようやく終わります。
検査の結果は月末だそうで、だけど内視鏡の先生曰く、何も見つからなかったよーとのこと。
その言葉を信じて、月末まで過ごすことにします。
因みに、あんなにマグコロール飲んでも、出なかったうんぴっぴは、
浣腸とカメラにより刺激されたのか、
帰宅から2日間ずっとピーピーなのでした。
今じゃねーから、出るの。
当日の!朝に!出てくれよ!
ということで、検査の結果がしっかり出たらまた書きますねー!
……………
潰瘍性大腸炎についての話はこちらも!