映画『スプリット』 観て疲れ損
日本では5月に公開となる映画『スプリット』、今しがた観てきました。
あの、「シックスセンス」などの作品で有名な映画監督の最新作とあって
内容をなんにも知らず観に行ったわけですが、
ムダに疲れさせられる映画だった
という感想です。
過去のこの監督の作品、『サイン』を学生時代に観た時に「恐怖」と「笑い」の入り交じる作風に驚いたので、今回もどんな新しい世界を見せてくれるのかと期待して映画館に行きましたが、全然期待と違っていました。
ストーリーは、多重人格者の男性に、女性が3人閉じ込められるという話。
確かに恐いし、すんごいストレスを感じるんだけれども、多重人格の男性が、どうしてそうなったか、ということが映画が進んでいく中で見えて来て、恐さ+悲しい気持ちにさせられます。
でも、それだけ。
十分、恐くて悲しい気持ちにさせられたけれど、それ以上のものがないから、疲れ損させられた気分になりました。
恐いこと、悲しいことなんか、映画わざわざ観に行かなくたって、現実生活のなかには転がってるし。
それ以上のものがない上に、ストーリー展開で「?」となるつじつまが合わないところがあったり、説明くさくなってるところがたくさんあって、しらけてしまう事がたくさんありました。
ということで、多重人格者を演じた男性の演技力はすごいんだろうなー、という意外、あんまり楽しめなかったのです。
疲れ損した気分になった映画でした。