『旅屋おかえり』感想文
おはようございます。緊急事態宣言も解除され、少しずつ旅行する人も増え出している気がします。本当は遠くへ行きたいけど…いまは近郊に行けることだけでも感謝。なんせ家からでちゃいけません、の時期があったのですから。
さて、そんな私は旅に飢えているのか、この題名を見た時、瞬間的に手に取りました。旅のお話だ!と。
主人公は「おかえり」という元アイドル現タレント。唯一のレギュラー、旅行番組でたくさんの旅に出掛けていました。しかし、あることをきっかけに、その番組が終わってしまいます。そしておかえりが新しく始めた仕事、それが…旅屋。旅に行きたくてもいけない人の代わりに、おかえりが旅をしてくれます♪
旅をツールとした、人情もののストーリーです。私はこの本を読んで、もし自分が旅に行けなくなってしまい、おかえりにお願いするとしたらどこに行ってもらうだろう?と考えることができました。正直、ここに行けなかった…という心残りの場所はなくて、思いつきません。でも、おかえりが選ぶ旅先の宿の暖かいこと…そんな宿に泊まってみたい!と言う気持ちは生まれました。
もう少したったらまた旅行を楽しみたい、そして一回一回を大事にしたい、そう思わせてくれた本でした♪