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節目の自分へ寄せて

三角形がある

底を安定するように置くとそこには一番上にひとつの小さな点がある

それが今の自分だ

何年、何十年、何百年、何万年、何億年
振り返ると後ろには自分までの道筋がある

そんな過去から流れついた場所
三角形の一番上

後ろに見える道筋は遡るほどに広く、太くなっていく
今通っている血は、いったい何人の人生の凝縮だろう

祝福

地獄

なんと言うのかこの世は

ただ、この凝縮された血が流れる全ての生き物が
不幸になれるはずはない

目の前に様々なことが起こっても

.


花は蕾から咲く
それは花が一番輝く瞬間

花咲くときはいつなんだろうか

生まれたときか
なにかを成し遂げたときか
最後のときか

あるいは生きている間は蕾か

それがどんなかたちであれ
咲く準備はされている

自分の力も及ばないところで

想像もつかないほど、遥か彼方の過去からずっと

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