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美容部員時代、”軽い付け心地でしっとり”の意味がわからなかった話

日本人の肌の特徴として
・角質層が薄い
・日焼けしやすくメラニン色素の生成が多め(=黄色人種)

というのは有名な話…
ということは、
とにかく乾燥しやすいんです。

なのに
ベタベタしないスキンケアが好き」
と言うお客様が圧倒的に多い。でも乾燥はするらしい。

そんなお客様に伝える定型分は
「こちら軽い付け心地なのにしっとりしますよ〜」
です。これでOK。


私は普段、皮膚がつっぱるくらい不快な乾燥を感じる肌なので、スキンケアはガッツリ。テクスチャーも重ければ重いものが大好き!スキンケア後の顔はテカテカで、髪の毛も服の繊維も付きまくります。
でも乾燥するくらいなら髪の毛くっついてた方がマシです。
なので「軽い付け心地のものでしっとり」したことがなく、ぶっちゃけ疑問でした。


化粧品は
化粧水も乳液もクリームも・・・他も
全て作りはほぼ一緒です。

  1. 界面活性剤

  2. 各メーカーが独自成分と謳いたいもの

この割合が変わったものが化粧水、乳液、クリーム、です。


もうわかりましたか?
・水が多ければ、浸透は早いが持続はしないため表面はサラサラしやすい
・脂が多ければ、浸透はしにくいが持続性があるため表面はしっとり(ベタベタ)しやすい

仕組みはこれだけです。

なので「軽い付け心地」と「しっとり」は相反するものであり、
本来一緒に使われる言葉ではないのでは??と疑問でした。
それなのにこんなにこの言葉が全てのメーカーで使われていると言うことは消費者のニーズがあると言うことですよね。

乾燥するけどやっぱりベタベタは嫌い…多湿な気候である日本特有の感覚なのかもしれないなぁと思っています。



スキンケアには二つの作用があります。
化粧効果・・・「皮膚を保湿し、滑らかに整え肌を健やかに保つもの」
心理的効果・・・「マッサージや香りの効果でリラックスし、安心感を与える」

肌タイプと好みは別物ですが、好きじゃないものは続けられない!
「ん〜気持ちいい〜」と感じながら肌に触れることが一番の美容効果かもしれません。

読んでいただきありがとうございます!

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