園を選ぶ際に大切にしたいこと🍀
今回は、幼稚園、保育園、こども園を選ぶ際にどういったところに着目すると良いか…を保育者目線で私の思っていることを書きたいと思います。
①「園内、園外共に綺麗に清潔に整頓されているか」
これは当たり前ですが、大切なことですよね。掃除が行き届いた環境で、園の植物、草花や掲示物も綺麗に整えられているところがいいですよね。
②「園の子どもの人数に対しての保育者の割合が多い」
これは、今ニュースでもよく取り上げられている保育士の配置基準に関係しているのですが…。園によって配置基準通りの保育士しかいない園もあれば、配置基準以上に保育士がいて人数に余裕のある園もあります。
ゆったりと子どもたちを余裕を持ってみることは、やはり一人ひとりを大切にする保育や、教育をする為には必要だと思います。
③保育者同士の雰囲気が良いか
これは実際に見学に行ってもなかなか見えにくいことかもしれませんが…。それでも、実際に現場を訪れて感じるものはあると思います。保育者として、保育者同士がコミュニケーションをよくとっていて雰囲気が良いというのは、一人ひとりの成長を沢山の保育者で共有することに繋がり、最適な保育・教育に繋がります。子どもたちの保育をする上でとても重要なことだと思っています。
④行事に力を入れすぎていない
運動会や発表会、音楽会などの本番を見て、レベルの高いものを見ると、本当にすごい…と驚きますが…。
乳幼児期の子どもたちの発達以上のものを求めすぎると、子どもたちに多大な練習を強いることになります。
子どもたちのいきいきと過ごす時間を奪ってしまいます。
楽しんで練習に取り組めたり、すぐに理解して実践できれば、その子は苦にはならないのですが…。
そうではない場合、子どもにとって練習時間は酷なものになります。同時にそのレベルに持っていくために子どもたちを導く保育者自身も非常に追い詰められてしまいがちです。
行事に高いレベルを求めることは、子どもたちにとっても、保育者にとっても良いものではないと思います。
⑤子どもたちが自由にじっくりと遊ぶ時間があるか
子どもたちは常に自然と成長するために自ら活動を選び取り組んでいます。
例えば…
戸外でとにかく走り回ることが好きな子は、走って足や全身をよく動かして、運動機能を発達させています。
指先で細かいものを触ったりつまんだりすることが好きな子は、指先、手先の運動機能、視覚的な発達、手と目の協応を発達させていたりします。
環境が整っていれば、その時々で、子ども自身が成長するのに最適な活動を自然と選び取ることができるので、その成長している大切な時間を遮らず、夢中で取り組む時間をできるだけ長く確保してあげることが重要なのです。
ですから子どもたち自身が好きな活動にゆったり取り組める時間を大切にしている園をおすすめします。
⑥カリキュラムとして、様々なものを取り入れすぎていないこと
行事に力を入れすぎていないことと同様に、教育として色々なものを取り入れすぎているとやはり、子どもたちに活動を強いることになります。
専門の講師を呼んで、音楽指導、体育指導、英語指導、リトミック、美術指導…。加えて月々のクラスで行う制作物…などなど。
様々なことを取り入れすぎて自由に夢中になって好きなことに取り組む時間が減ってしまうことになります。
子どもたちは、適切な環境があれば自分に合った最適なタイミングで成長に適した活動を選び取ることができますから、無理に大人が沢山時間を作って上から教える一斉活動は必要ないのです。
それよりもやるべきことは、
音楽、製作、美術、体育…それぞれに繋がる活動を子どもが自由に選び取ることができるように、環境の中にそれぞれの分野のものを充実させることです。選ぶのはあくまで子ども自身。
そういった環境が整っている園は素晴らしいと思います。
⑦子どもたちが夢中になれる玩具、用具、教具が適切にそろっているか
清潔に整頓されていることはもちろんですが、それに加えて年齢に応じた魅力的な玩具、用具、教具が置かれているか、子どもたちが自由に手にとって取り組むことができるか、が大切です。
子どもたち一人ひとりが、より集中できるようにコーナーで区切っていたり、壁に面して机が置かれていたり…より集中できる環境があるとなお良いなと思います。
ここまで7つ上げてみました。
私がもしも園を選ぶならどういったところに目を向けるか…保育者視点で考えてみました。
参考になると嬉しいです😌🌿✨
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