【うつ病】生きる希望から1日目、振り出しに戻った
1日目を振り返って書き起こしている今、私は異常なほどテンションが高い。
仕事をしていたときによくあったハイな状態。危険なのは分かっている。
生きる希望ーといっても、それほど大きなことではなく、ただ心を動かされ、少し行動したくなっただけ。この5ヶ月を思い起こせば、それだけでも価値がある気がして、そのことをHiHi Jetsの作間龍斗くんに伝えたくなった日。
アイドルに気持ちを伝えるなら、ファンレターだろう、と考えた私は、「ジャニーズ ファンレターの書き方」と検索した。
宛先や手紙の内容についての記事をいくつか読んだ。
「好きになったきっかけを書くとよい」「忙しい中で読んでくれるのだから、長くなってはいけない」「自分のことばかり書かない」「応援のメッセージを書く」
自分ならどのように書こうか、、頭の中で文章をイメージするが、とても難しい。でも、いつものように、頭の中で滑っていく感覚はなく、言葉を紡ぐことができた。
きっかけはYouTubeだが、そんな短いものでいいのか、はたまた自分の状態に軽く触れた上で書くのか、そうなると長くなる。
何もままならない自分が応援なんておこがましい。
感謝を伝えるとは言っても、なんとなく違って、考えて考えて、ようやく行き着いたところが、「現状報告」だった。
今まで何もしたくなかったけど、作間くんの言葉を聞いて、心が動いて、そのことを伝えたくなったー簡単に言うとこういうこと。
すると、これを伝えることに果たして意味があるのか、分からなくなってきた。自己満じゃないかと思えた。
そして、「ファンレター」について考えることをやめた。
またベッドに戻り、いつものようにYouTubeを流す。話の中身も音楽も、効果音も覚えるくらい何度も何度も聞いたHiHi Jetsの動画をまた流していた。生活音にも近くなっている彼らの声は心地よい。
バックグラウンド再生にして、Xを開いた。
「HiHi Jets」「作間龍斗」で検索をかけると、熱心なファンの子たちのポストがどんどん見つかった。今行われているアリーナツアーのレポートも多く、そこにはキラキラした女の子たちの写真がたくさんあった。
私がこんな子たちと同じ立場に立ってはいけないーすぐにそう思った。
「何もできていない自分」は誰かを応援するような立場でないと感じ、自分の価値をなおさら下げた。
ポストの中には、バラエティ番組やドラマの切り抜きのようなものもあった。
今までYouTubeで見ていたものとは違う、作間くんの様子を意識して見て、「彼も仕事をしている」ということが大きな事実として自分にのしかかった。
YouTubeは生活の戯れの一部ではないと実感したのもその時だ。
私の心を動かした人は、私が今向き合いたくない「仕事」を本気でやっている人だ
自覚した途端、彼を見ることがこわくなった。
私は、仕事をしていない。仕事については、まだ考えたくない。これが、2024年4月3日。
この日、ジュニアのファンクラブ「情報局」の会員になった。
それから、洗濯機を回して、干した。この洗濯物は、何度も洗われたが、干すまでに至らなかったものたちだ。
いい状態の私はこの事実を「できたこと」と捉えることができる。
何もできなかったようで、行動を起こした日だった。